no.181

MR. BIG(ミスター・ビッグ)U.S.A.

ごきげんよう!

はい、今度は’90年代アメリカのバンド、
有名な方のミスター・ビッグです!

とにかく有名なんで、よく知らない私が
あれこれ言うまでもないとは思うのですが
少々私視点で書かせていただきますと…

何と言ってもポール・ギルバート(g)、
ビリー・シーン(b)といった超絶技巧スター・プレイヤー
(バカテク、などと昔は言っていたが
揶揄するような意味合いがありそうなので
使わないでおこう)の存在が目立つ。

それまでの超絶技巧(特にHR/HMにおいて)が、
厳しい修練を積んだ者だけが体得できるような
(まあ実際にそうなのだが)、
ある種求道者的なイメージだったのに対し
MR. BIGの2人は「聴いて楽しい、見て楽しい」
という方向へ持って行った功労者、
って感じで捉えています。

パット・トーピーのドラムはテクニックを前面に
押し出す事は無いが堅実で安定感がある。

エリック・マーティンのヴォーカルも、
相当に上手い。
上手いのだがクセみたいなものがほぼ無い。
万人受けしやすいとも言えるかも。

加えて、ポップでわかりやすい楽曲。
エンターテインメント・ロックとして
受け入れられるのも当然なのかも知れません。

持っているのはこの一枚!

・Lean Into It(1991/2nd/輸入CD)

好き度★★★☆☆
全米15位、
彼らのアルバム中、アメリカでは最高位を記録。

特に全米1位を獲得したシングルでもある
⑪「To Be With You」、
また日本のみのシングルとなった
③「Green-Tinted Sixties Mind」、
⑦「Just Take My Heart」あたりは
多くの人が聴き覚えがあるだろう。

かく言う私も、ミスター・ビッグは
そんなにツボではない…のですが、
1枚くらい持っていてもいいだろう(安かったし)、
③や⑪が聴きたかったし、
という事で買いました。

しかし、このポップ/バラード路線は、
そもそもブリティッシュ寄りの
ブルージーなハード・ロックをやろうという事で
結成されたバンドにとっては
色んな意味で分岐点となったようだ
(バンド名はFREEの曲「MR. BIG」から来ているからね)。

特に日本で人気が高く、
何度となく来日公演を行ったが
2018年、ドラマーのパット・トーピーが死去。
サポート・ドラマーを迎えて活動していたが
今年2025年の日本公演をもって解散となった。

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.181 MR. BIG

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