no.180

MR BIG(ミスター・ビッグ)U.K.

ごきげん麗しゅう!

ミスター・ビッグ。と言っても、
ポール・ギルバート、ビリー・シーンら
スター・プレイヤーを擁し、
’90年代に人気を博したアメリカのバンドじゃないです。

こちらは’70年代イギリス。
同名異バンド、というやつですな。

たまにいるよね。
他にもニルヴァーナとか、スパイロジャイラとか。

実はこの二つのミスター・ビッグ、
バンド名に見分け方がある。

イギリスの方は「MR」の後に「.」が無い
(しかし「.」を付けて表記してしまっている例も
多々見受けられる)。

「MR BIG」が’70年代イギリスのバンド、
「MR. BIG」が’90年代アメリカのバンド、という事です。
(追記:後でネットでいろいろ見てても、
ほとんど「.」が付いてる。自信無くなってきた😅
間違ってたらスミマセン)

で、こちらのMR BIG、デビューは1974年だが
’60年代後半からバンドは存在していたらしい。

メンバーは
・Dicken(ディッケン)vo,g
・Pete Crowther(ピート・クロウサー)b
・Vince Chaulk(ヴィンス・チョールク)ds
・Jhon Burnip(ジョン・バーニップ)ds
の4人。

ん?と思った方、そうです。ドラムが2人なんです。
ギター、ベース、ドラムのトリオ編成に
ドラムがもう一人いる、って感じ?

私が持っているのは彼らのデビュー・アルバムです!

・Sweet Silence(1975/1st/国内CD)

好き度★★★★
邦題は『甘美のハード・ロッカー』!
その音楽性は、邦題が示すように
SWEETなどのようなややグラム・ロックみのある
ブリティッシュ・ハード・ロック。

QUEENのような大仰な展開やアレンジも数多く見られ、
しかもそれを少々悪ふざけ的にやっているように
感じられるフシもあるところから
ややコミカルな味わいもある。
本人たちは大まじめなのかも知れないけど(笑)

基本的にはドラマチックなハード・ロックを得意とし、
演奏も部分的にはかなり激しく、また
それを体現し得る演奏力も十分!

他にもフォーク、ワルツ、アジア風と
作風も振れ幅が広い。

特に、ディッケンはヴォーカル、ギター共に
相当な力量の持ち主とお見受けしました。
曲も実に良く、この時代なら
もっと売れていてもおかしくない。

しかしあまりセールス的に振るわず、
アルバム2枚を出した後に解散。
’90年代、2000年代にそれぞれ再編され活動、
現在では通算5枚のオリジナル・アルバムがあるようです。

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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