no.184

NAZARETH(ナザレス)U.K.

ごきげんよう!

今回はナザレスの登場です!

ナザレスと言えば、ハード・ロック草創期から存在し、
レッド・ツェッペリン、ディープパープル、
ブラック・サバスからなる3大バンドに次ぐ、
周辺を固めるバンド、として認識しています。

しかし。
ハード・ロック好きの、しかもアメリカよりも
ブリティッシュをより好む傾向の私が、
ほぼ全く手を出して来なかった。

一体何故か?
まあ、これと言って特に理由はない、
としか言いようがないですな。

唯一持っているアルバムも頂き物だし。
では、聴いてみて面白くなかったのか?
いえ、そんな事はありません!

そのアルバムはコレです!

・Exercises(1972/2nd/輸入CD)

好き度★★★★

ナザレスは1971年デビュー。
当時のメンバーは
・Dan McCafferty(ダン・マッカファーティー)vo
・Manny Charlton(マニー・チャールトン)g
・Pete Agnew(ピート・アグニュー)b
・Darrell Sweet(ダレル・スウィート)ds
の4人。

本作は2枚目のスタジオ・アルバムになる。

聴いてみると、意外にもあんまり
ハードロックハードロックしていない。
バンド名を、ザ・バンドの名曲「ザ・ウェイト」
の歌詞から取ったという逸話が示すように、
アーシーなアメリカン・ロックを
感じさせる曲が多い。

アコースティック・ギターを多用し、
素朴ながらどっしりとした演奏は
アメリカを志向しながらも、同時に
イギリスのトラディショナルな香りも湛える。

激しい曲が無いし、派手なギター・ソロも無い演奏は
地味に感じるかも知れないが、
地に足が着いており滋味に溢れている。
(↑なんか上手いこと言い回しが繋がった?)
当時はまだだいぶ若かったでしょうにねえ。

あと、ストリングスをかなり導入しているのも
意外でした。

後に、エヴァリー・ブラザースのカヴァー
「Love Hurts」をシングルヒットさせる。
そこで聴けるマッカファーティーの
超絶ハイトーン・ヴォーカルはかなり
ハード・ロックっぽいが、
本アルバムではそこまでハイトーンではない。

全体の感想としては”かなりいい”と思います。

コレをいただいたのが大体15年前くらいでしょうか。
そんなにいいなら、何故この間にもっと
ナザレスのアルバムを買わなかったのだろう?
それもまた、「特に理由はない」のです。
これを機会に、何枚か買い足してみようかな。

それにしても、ネットでナザレスの記事を探すと、
アルバムについてはほとんどが
3rd『Razamanaz』や6th『Hair of the Dog』
について語っていて、本作についての記述は
なかなか無い。
あまり世間的な評価は良くないのだろうか?
良いと思うけどな~

なお現在、唯一存命中のピート・アグニューが
中心となって、バンドは存続しているようです。

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.184 NAZARETH

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