no.185
NEIL YOUNG(ニール・ヤング)CANADA
ごきげんよう!
さて、今進めているこの
「ウチの棚のLP、CD全部聴く」という企画で
一つ発見したのが、
『N』で始まるアーティストのLPは一枚もなく、
全てCDだったという事実。
今まで気が付かなかったなぁ~
だからどうって事も無いんですが。
で、今回はニール・ヤングのご登場です!
ニール・ヤング。
1945年生まれの現在79歳。
アメリカン・ロックを代表する超ビッグネームだが、
実はカナダの出身。
バッファロー・スプリングフィールドや
CSN&Yといったバンド活動と並行してソロとしても活動。
その時その時で様々な要素を取り入れながら
シンガーソングライターとして大成功を収める。
また楽曲の中で社会問題に切り込む一面もある。
今にも消え入りそうな、いかにも繊細で
神経質そうな歌声と裏腹に、
エレキギターでは破壊的とも思える
一聴してこの人と分かる独特なプレイを聴かせ、
ロック・ギタリストとしての側面が強いのも特徴。
私が所有するアルバムは、氏の長い活動歴が残した
アイテム数からすればごくわずかですが、
バッファローやCSN&Yも好きだし、
一応いちばんイイとされているところ
(それは本当は聴く人によるんだけど)を抑えました。
では紹介していきます!
・Everybody knows this is nowhere(1969/2nd/国内CD)
好き度★★★★☆
邦題の『ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース』
が示すとおり、ソロ2作目ではあるが
クレイジー・ホースというバンド名義で制作された。
クレイジー・ホースは本作制作のための
バック・バンドとして結成され、
ダニー・ウィットン(g)、ビリー・タルボット(b)、
ラルフ・モリーナ(ds)の3人にニール本人からなる。
以降、バンド名義で無い時でも彼らは
度々レコーディングに参加していく。
いきなりヘヴィなギターが鳴り響く
ロック・ナンバーの①「Cinnamon Girl」で幕を開ける。
ニール・ヤングといえばアコースティック・ギターを
抱えたフォーク系シンガーソングライター
というイメージを持つ方も多いかと思うが、
こういった面も大きな魅力だ。
フォーキーなイメージ通りの美しい
③「Round & Round」もあれば、
④「Down by the River」、⑦「Cowgirl in the Sand」
などでは、長いインプロビゼーション・パートで
唯一無二の独特なギター・ソロも堪能できる。
曲調もバラエティーに富み、
サウンドはいたってシンプルだが、だからこそ
ダイナミックさが際立つ名作!
・After the Gold Rush(1970/3rd/国内CD)
好き度★★★★☆
今回はソロ名義だが前作に引き続き
クレイジーホースのメンバーが参加。
CSN&Yの活動期間中に制作されたこともあり、
スティーヴン・スティルスも参加している。
前作がかなりエレクトリック・ロック色が強かったのと
うって代わって、アコースティックで
内省的な印象を受ける。
とは言え、⑤「Southern Man」でも聴けるように、
独特なエレキギターのソロも健在だ。
⑦「Don’t Let It Bring You Down」は
暗くシリアスな曲調で、
アコースティック楽器中心だが
力強いロック・サウンドになっている。
こういったサウンドが次作へと受け継がれていく。
・Harvest(1972/4th/輸入CD)
好き度★★★★★
全米No.1に輝き、傑作の呼び声高い4作目。
全体的に静謐な雰囲気が漂い、
アコースティック楽器中心の音作りだが同時に
前々作で見せた力強いロック・サウンドでもある。
シングルとしても全米No.1となった
④「Heart of Gold(孤独の旅路)」や、
⑥「Old Man」、⑧「Alabama」など、
誰でも聴き覚えがあるのでは?という名曲が並ぶ。
私は「Alabama」が好きでしてね~
⑨「The Needle and the Damage Done(ダメージ・ダン)」は
ABC友の会でカヴァーさせていただいた事があります!
いつかまたやる事があるかも???
どっしりとして格調も高い名作!
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!
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