no.179

MOXY(モキシー)CANADA

どもどもー!

えー、
“自分の棚にあるやつ全部聴く。
ついでにそれをブログのネタにする。”という事で
このシリーズをやっているのですが、
聴き進めていく中で
持っている事すら忘れていたものもあります。

このモキシーもそのうちの一つ。
現物を見て”あー、そういえばこんなのあったなー”
と思い出したのでした。

ここでも度々話に出している、
以前の職場の同僚の知り合いからまとめて数枚
譲り受けた中の一つです。

確か”譲りますリスト”みたいなものを貰ったと思うが、
それまでこのモキシーの存在すら知らなかった。
知らないけど、なんか’70年代ハード・ロックらしいから
貰っとくか、くらいの軽い気持ちで頂きました。

ならば、元の持ち主はそれぞれのアイテムが
どういうものか、分かるようにしておいてくれた、
という事になる。でなければ’70年代とか、
ハード・ロックとか私が知る訳がない。

きっと、中古盤屋に二束三文で売るより、
気に入ってくれる人に譲りたいと思ったのでしょう。
その方には直接お会いしていないが、
改めてその心遣いに感謝します。

前置きが長くなったが、モキシーです。

カナダのバンドで、’75年デビューだが
’60年代末にはバンドの土台は出来上がっていたらしい。
私が貰ったのはいずれも国内盤LPで、
ライターさんの書いた解説、歌詞カード付き。
国内盤が出ているくらいだから、
そんなにマイナーな存在では無かったのかも。

バンドは
・Buzz Shearman(バズ・シャーマン)vo
・Earl Johnson(アール・ジョンソン)g
・Buddy Caine(バディ・カイン)g
・Terry Juric(テリー・ジュリック)b
・Bill Wade(ビル・ウェイド)ds
の5人からなる。

ではアルバム紹介に行きましょう!

・Moxy(1975/1st/国内LP)

好き度★★★★
持ってた事すら忘れてたくらいだから、
そうでもなかったのかなーと思いきや、
全然そんな事はない。
なかなかの力作だと思います。

ギターの音がとても良い。
ツイン・ギターだが、両方ともいい具合に歪んだ
いかにもハード・ロックなオーバードライブサウンド。

さらにハイトーン・ヴォーカル、
力強いドラム、安定感あるベース。

曲調としてはややブリティッシュ寄りの、
陰影あるドラマチックな感じ。
ハード・ロック好きなら気に入る要素満載!
当時、よくツェッペリンと比較されていたらしい。

’75年作品という事で、全体の音はかなり分離が良く
スッキリとしたFMラジオが似合いそうな音ではあるが
持っていて損はないアルバムだと思います。

・Moxy Ⅱ(1976/2nd/国内LP)

好き度★★★☆☆
前作のジャケットと色を変えて「Ⅱ」を入れただけ、
いかにもお金かけてなさそうに見える
(実際はわかりませんが)が、
見た目の印象はハンブル・パイの『スモーキン』や
バッド・カンパニーの1stに近いモノがありますね。

のっけから軽快なポップ・ナンバー、
続く曲ではファンキーと、”あれ、1stとだいぶ違う?”
という印象をまず受ける。

聴き進めていくと、1stで聴かれたような
やや湿り気のあるヘヴィ・ナンバーもちゃんとあるが、
やはりトップ2曲での、イメチェンしたの?
と思わせる印象が強く残る。
だがそれを差し引いても
良質なハード・ロック・アルバムだと思います。

私が持っているのは以上ですが、
MOXYは5枚ほどアルバムがあるみたい。

ヴォーカルのバズ・シャーマンの交通事故死に伴い
4thからはマイク・レノが歌うが、
この人、後にラヴァーボーイに参加するらしい。
ラヴァーボーイ、ちょっと流行ったな~

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.179 MOXY

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