no.170

MARILLION(マリリオン)U.K.

どもでーす!
前回投稿したマクソフォーネよりも、
アルファベット順ではこのマリリオンの方を
先に書くべきでしたが、
入れ違いになってしまいました。

改めて、マリリオンのご紹介です!

マリリオンは1979年に前身となるバンドが結成され、
’83年にデビュー。

’60年代末から’70年代初期にかけてデビューした
プログレッシブ・ロック・バンドの多くが
“オールド・ウェイヴ”のレッテルを貼られ、
パンク/ニューウェーブの嵐に飲まれて
ポップ化に走る中、
マリリオンは本格的なプログレ・サウンドを
全面に押し出した音楽性で異彩を放った。

こうした動きはマリリオンだけではなく、
“ネオ・プログレッシブ・ロック”または
“ポンプ・ロック”と言われて一ジャンルを構成していた。

私はあまり追いかけなかったので詳しくは無いのですが、
興味深いのは、マリリオンに関しては
「かなり売れていた」という点。
’84年の3作目『Misplaced Childhood(過ち色の記憶)』は
全英1位を獲得、全米でも47位を記録。

ならば、このテのサウンドが
完全に世間からそっぽを向かれていたわけではない、
という事にならないだろうか。

もちろん、従来のプログレとネオ・プログレも
全く同じではないだろうし、
むしろ区別されている感もあるので
一概には言えないが、このあたり掘り下げてみるのも
面白いかも知れない。

では所有アルバム紹介です!

・Clutching at Straws(1987/4th/国内LP)

好き度★★★★
邦題は『旅路の果て』。
大ヒットとなった前作のあとを受けての4作目。
全英2位、全米103位。シングルカットされた
⑦「Incommunicado(さらば青春の光)」は
24位まで上昇した。

実は私が所有するのはこの一枚だけ、
しかも頂き物…すみません💦

この時のメンバーは
・Fish(フィッシュ)vo
・Steve Rothery(スティーヴ・ロザリー)g
・Mark Kelly(マーク・ケリー)key
・Pete Trewavas(ピート・トレワヴァス)b
・Ian Mosley(イアン・モズレイ)ds
で、デビュー時と同じ。

で、内容の方は、
それまでのプログレッシブ・ロックのいいところと、
時代なりのモダンな感覚をうまくブレンドさせたロック、
という感じで、なかでもジェネシスの影響は
かなり強いように感じる。

とりわけ耳を奪われるのが
フィッシュのシアトリカルなヴォーカルで、
声質は違うがピーター・ガブリエルを想起させる。

ジェネシス好きな人なら
かなり気に入るんじゃないかと思うが、
と同時に聴き終わったあと、やはりこれは
かつてのプログレとは違うものだなあ、との
感想も持った。

それが、”ネオ・プログレ”、”ポンプ・ロック”
たらしめんとするところかも知れません。

本作を最後にフィッシュが脱退、
後任にスティーヴ・ホガースを迎え活動を継続。
現在までコンスタントに作品を発表しているもよう。

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.170 MARILLION

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