112回

THE HOOTERS(ザ・フーターズ)U.S.A.

 

ども!
今回はフーターズです。

フーターズは’85年デビュー。
主に活躍したのも’80年代が中心なので、
私のコレクションとしては
比較的時代の新しいバンド、という事になります(笑)。

メジャー・デビューは’85年ですが、
中心人物であるエリック・バジリアンと
ロブ・ハイマンの二人は’70年代半ばから既に
ミュージシャンとして活動しており、
フーターズの前身バンドとも言える
Baby Grand(ベイビー・グランド)で
2枚のアルバムを発表、その後は
シンディ・ローパーのデビュー・アルバムで
作曲を含め全面的に関わったとして知られています。

その音楽性は、基本的にはパワー・ポップとでも
言えばいいでしょうか。
非常にパワフルで親しみやすい曲調ですが、
と同時にどこか哀愁が漂っているのが特徴。
恐らくデビュー時、メイン・ソングライターの二人、
エリックとロブはすでに30代なかば。
酸いも甘いも嚙み分ける大人ならではの
ポップなだけではないロック、といったところかな?

また、フォーク、レゲエ、スカ、ケイジャン等
アメリカ各地の伝統的な音楽を積極的に取り入れたり、
アコーディオン、マンドリン、フーター等
様々な楽器も使用、他のバンドとの差別化は顕著でした。

因みにバンド名にもなっているフーターとは、
鍵盤ハーモニカの事で、
小学生の頃、音楽の授業で使った事がある人も
多いのではないでしょうか。
メーカーにより「ピアニカ」、「メロディオン」、
「メロディカ」などの商品名がある。

時代に流されず我が道を行き、トラディショナルな
雰囲気も漂わせる様子は、ときにザ・バンドに
例えられる事もあったようです。

では所有アルバムです!

・Nervous Night(1985/1st/国内CD)

好き度★★★★
メジャーでのデビュー作だが、
’83年にインディーズ・レーベルよりアルバムを発表していて、
これを純粋な1stと言っていいかはビミョーですが・・・

本作では、まだアメリカ各地の伝統音楽の取り入れは
それほど目立っていない。
しかし曲の良さ、演奏の上手さは際立っていて、
マンドリンを多用した哀愁あるサウンドがいい。

それだけでなく、本質的な音は非常にパワフルでストレート。
乾いた感じのギターの音色もとても良い。
ドラム、ベースなどはザ・80年代な感じのタイトさ。

本作発表時のメンバーは
・Eric Bazilian(エリック・バジリアン)vo,g,mandolin
・Rob Hyman(ロブ・ハイマン)vo,key
・John Lilley(ジョン・リリィ)g
・Andy King(アンディ・キング)b
・David Uosikkinen(デヴィッド・ウォシキネン)ds
の5人。

ほとんどの曲がエリック、ロブの共作となっています。

・One way home(1987/2nd/国内CD)

好き度★★★★
前作の曲の良さはそのままに、
さらに奥行きが深くなった2nd。

伝統音楽の取り入れもハッキリとアピールしています。
まあ、私はそういうアメリカ各地の伝統音楽に
詳しくはないんですが(^_^;)
何となくそれっぽいなー、っていうのは感じてました。

私は最初に聴いたのが本作だったので
ファースト・インパクトもあってか、
本作が一番好きですね。

・Zig Zag(1989/3rd/国内CD)

好き度★★★★
前作よりややフォーキーな印象が増したが、
相変わらず「らしさ」全開。

①「Brother Don’t You Walk Away」の、
トラディショナルでアコースティックな導入部から
一気にパワー・ポップになだれ込む展開は
フーターズ節。
愁いを帯びたエンディングもいい。

以上です!
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.112 THE HOOTERS

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