GENESIS(ジェネシス)U.K.

今回はライヴ・アルバム編です!

・Genesis Live(1973/国内CD)

好き度★★★★
ジェネシス初のライヴ・アルバム。
『Foxtrot』発表後のライブを収録。

元々、様々なアーティストのオリジナル・ライヴ音源を
放送するアメリカのラジオ番組、
「キング・ビスケット・フラワー・アワー」放送用に
録られたもので、実際には放送されなかった音源。

それを使用してライヴ・アルバムを出そうと
レコード会社が企画したもので、
バンド側はあまり乗り気では無かったと言われています。

その理由は演奏の出来なのか、音質的な問題なのか
わかりませんが、今一つ
音に深みが足りないような気がしないでもない。
それに曲数が少ないのもちょっぴり残念。

しかしながらピーター・ガブリエル在籍時の
唯一のライヴ・アルバムとして
ファンなら十二分に楽しめる。

そして表ジャケの写真。
楽器陣メンバーはみんな椅子に座って演奏していて
ピーター・ガブリエルだけが立って、
箱の被り物をかぶっています。

これが初期ジェネシスのステージで、
ピーターは様々な衣装、被り物をとっかえひっかえして、
シアトリカルなステージングを一手に引き受けていた。
そうしたライブが次第に高い評価をうけるようになります。

ジェネシスはライヴ・ビデオを中心に映像作品も
多くリリースされていますが、
いまだにピーター・ガブリエル期のライヴ映像は
正式にリリースされていません。
(まあ、海賊版としてあまりにも有名なやつがあるけど)

そういった意味でも初期のライヴを味わえる
貴重な1枚と言えるでしょう。

・Seconds Out(1977/輸入CD)

好き度★★★★★
2作目のライヴ・アルバムは質・量共に大満足の1枚!
ピーター・ガブリエルが抜け、
4人編成となっていた時期のライヴ。

ピーター脱退後、フィル・コリンズがヴォーカルを
担当することになりましたが、
ライブにおいてはドラムを叩きながら歌うのではなく、
サポート・メンバーにドラムを任せ、
フィルはフロントに出て歌い、
時折、長いインスト・パートなどでは
セッティングしてある自身のドラム・セットに
移動して叩くという、ジェネシス独特の
ツイン・ドラム・スタイルが完成。

そのテクニックの凄さと音圧はアルバムでも
十分に堪能出来ます。

本作では、音の良さも特筆モノ。
演奏のクオリティ、曲の多さとどれを取っても
名作ライヴの名にふさわしい。

圧巻は、やはり24分以上に及ぶ「Supper’s Ready」。
スタジオ盤の再現以上のものを聴かせてくれます。

ちなみにサポート・ドラマーは最初の約半年間は
ブリティシュ・ロック界を代表する名ドラマー、
Bill Bruford(ビル・ブラッフォード)が、
それ以降は2007年のツアーまでアメリカの
フュージョン・バンド、ウェザーリポート等で活躍した
Chester Thompson(チェスター・トンプソン)
が担当しました。

・Three Sides Live(1982/輸入CD×2)

好き度★★★★
タイトルの通り、2枚組LPでの発売時、
サイド1~3にライブ音源が収録されていました。
サイド4にはEP等で発売された、アルバム未収録曲を
5曲収録。

しかしイギリス盤のみ4曲ともライブ音源を収録。
このサイド4が聴きたくて、両方買いました!

ギタリスト、スティーヴ・ハケット脱退後も
メンバー補充をせず、サポート・ギタリスト/ベーシストに
アメリカ人のDaryl Stuermer(ダリル・ステューマー)
を迎え、マイク・ラザフォードと共に曲によって
ギター、ベースを持ち替えて演奏するスタイルになった。

本作でも、音の良さは健在。
収録曲はアルバム『デューク』『アバカブ』
からの曲がメインですが、やっぱりどうしても
サイド3の「イン・ザ・ケイジ~メドレー」に
心踊ってしまいます。

またイギリス盤サイド4にはプログレ大作が収録され、
ファンならきき逃したくないところ。特に
「イット~ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ」は
スティーヴ・ハケット、ビル・ブラッフォード在籍時の
音源。

さて、インターナショナル盤のサイド4にも触れておくと、
アルバム『デューク』のアウトテイク2曲と
EP『3×3』からの3曲で構成。
イギリスではこれらの曲が紹介済みだったため
4面ともライブにしたらしいのですが・・・

この5曲の出来がまた素晴らしい。
これぞ’80年代ジェネシスといった作風で、
ファンなら聴いておいて損はないと思います。

・The Way We Walk, Volume One: The Shorts
(1992/国内CD)

好き度★★★★
’91年のアルバム『We Can’t Dance』に伴うツアーで
日本に来てくれるものと思っていましたが実現せず、
これで疑似体験するしかなかった。

今回は2枚組ではなく、
短いヒット・ソング中心の本作と、
長い曲を中心に選曲された『The Longs』が
別々にリリースされました。

基本的にはスタジオ・ヴァージョンに忠実な
演奏が展開されますが、
パワフルで元気よく、パキパキしたプレイが印象的。

・The Way We Walk, Volume Two: The Longs
(1993/国内CD)

好き度★★★★
やや時期をずらしてリリースされた後編。
非常に高い演奏力を誇るジェネシス、
やはりこういう長い曲での鬼気迫るプレイは
ライブならでは。
短い曲が中心の全編よりも、ついこちらの方を
多く聴いてしまいます。

しょっぱながいきなり「Old Medley」。
昔の曲を単体ではやらなくなってしまったのは寂しいが、
それでも心踊ってしまいます。

ライブ名物のツイン・ドラムも健在。

この後、フィル・コリンズが一度脱退、
復帰後の2007年にライブ・アルバムと
DVDをリリースしますが、
この時はDVDを買ったのでCDは買いませんでした。

・Live At The Rainbow 1973(輸入CD)

好き度★★★★★
ここから先、ご紹介する2枚は、いわゆる『ブートレグ』
と呼ばれるものです。

私は元々、いくら好きなバンドでも、
あまりこの手のモノを買い漁る習慣はありません。
まだ中学生の頃、LED ZEPPELINのブートレグに
手を出してあまりにもひどい音質のものに
当たってしまい、それ以来ほとんど買ってないんですが、
「音質最高!」の謳い文句に乗ってしまいました。

ブートレグものとしては音質的に
最高の部類に入るでしょう。
ピーター在籍時、『Genesis Live』での曲数の少なさを
補って余りある量と質!
演奏も最高です。

・Live in West Palm Beach

好き度★★★★
こちらは『幻惑のブロードウェイ』ツアーで、
同アルバム全曲演奏が収録されています。

着ぐるみが凝り過ぎて歌いにくいのか、
ピーターのヴォーカルがイマイチ
音程があやしい箇所が多いですが、
こちらも音質はバッチリ!

『幻惑のブロードウェイ』全曲演奏は、
『Genesis Archive, Vol. 1: 1967-1975』にも
収録されましたが、そちらはラスト・ナンバーの
「it」が、テープが時間切れで欠損、
新たにレコーディングして補っています。

本作では全曲、当時の演奏で堪能出来ます。
以上です!

次回は編集盤、その他です!

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.102 GENESIS その④

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