お久しぶりです。
ちょっとイベント続きなどで間が空きました。
今回はこちら。

THE ALLMAN BROTHERS BAND

(オールマン・ブラザーズ・バンド)U.S.A
あ、今更ですがこのブログの決まりとして、
「THE」は頭文字に含みません。

さて、サザンロックの代表的バンドですが、
実は私、サザンロックのアルバムをちゃんと聴いたのは
ついぞここ2~3年のこと、40代も後半になってからなのです。
それまでの私の知識と言えば、3大バンドとして
オールマン、レイナード、38スペシャルっていうのがいる
とか、曲では『フリーバード』くらいしか無かったんです。

別に避けていたわけでもなく、何故今まで聴かなかったのか
と言われれば、”特に理由はない”のです。
絶対に嫌いな音では無いだろうという事は予見できますが、
なんとなく、心底好きになる音楽でもなさそうだ、
と心のどこかで感じていたのかも知れません。

余談ですが私は腰まで伸びた長髪にベルボトムという風貌のせいか、
サザンロック好きだと思われてる事が多いです。
たまに「知ってるでしょ?」というノリでどんどん
話をされ、知ったかぶりが追いつかない事があります(^^;)
そう言えば、ABC友の会もサザンロックっぽいと
たまに言われる事がありますね。

そんな私も、やはり有名どころをいくつかおさえておこう!
と、やっと何枚かアルバムを買ってきました。
それがこちらです。

 
THE ALLMAN BROTHERS BAND (1969/1st/国内CD)

好き度★★★☆☆
うん、決して悪くない。全然嫌じゃない。
だけど、このバンドは圧倒的にライブのが楽しそうだ。
全編、ブルージーでアーシーな演奏が繰り広げられる。
Duane AllmanとDickey Bettsのツインリードは聴きごたえ十分!
またツイン・ドラムによる重厚なリズムも気持ちいい。
ただ、家のステレオの前で連続してブルースばかり、
というのは、ややこちらの集中力が切れかける場面があった。
そう思い始めたところで⑥「Dreams」では毛色を変えて
幻想的な音も聴かせる。
続く⑦「Whipping Post」はライブでの演奏が有名。
このラスト2曲はちょっと雰囲気が違う。

EAT A PEACH (1972/3rd/国内CD)

好き度★★★★
ライブ・アルバム「AT FILLMORE EAST」をはさんだ後、
スタジオ録音としては3作目。あ、このアルバムにも
ライブが数曲入っているので純然たるスタジオ録音では
ないということになりますが。
LPでリリース時は2枚組でした。

バンド・リーダーでありリード・ギタリストのDuane Allmanが
オートバイ事故により死去したため、
存命時の音源とライブ、そして残ったメンバーで
新たに製作した音源で構成されています。

1stと聴き比べると、随分違うなという印象を受けます。
①「Ain’t Wastin’ Time No More(時はもう無駄に出来ない)」
ではファンク、③「Melissa」ではウエストコースト風と、
立て続けに違う顔を見せてくる。
何と言ってもハイライトは33分にも及ぶ④「Mountain Jam」か。
ほとんどアドリブによる即興演奏と思われるが、
ダレた様子など全くありません。
ツイン・ドラム、ベースが延々と正確かつグルーヴィな
リズムを刻み、その上でギター2人とキーボードが
ソロを回し、時にはハモったりユニゾンしたりと、
とにかく変幻自在!インプロビゼーションが陥りがちな、
冗長さは全く感じません。まあ確かにこの曲をちゃんと聴くには
それなりの覚悟が必要ではありますが。
⑦「Stand Back」のファンキーなベースも素晴らしい。

私が所有するアルバムは以上ですが、
度重なるメンバーの死、メンバー間の不和などもあり、
本当にいい時期というのが短そうなバンドではありますが、
残ったメンバーを中心として何度か解散と再結成しながら
かなりバンドは続いたようです。
しかし2017年にはついにDuaneの弟、ヴォーカリストであり
キーボーディストでもあるGregg Allmanも亡くなりました。
Wikipediaによれば、オリジナル・メンバーのほとんどが
既に鬼籍に・・・

もう再結成は無理そうですが、あとはバンドが遺した
遺産がいつでも私達を楽しませてくれるでしょう。
では、ありがとうございました!
ABC友の会公式HP
http://abc-tomonokai.com/
 
ABC友の会公式Twitter
https://twitter.com/abc_tomonokai
おざきゆうすけン家の棚no.9 THE ALLMAN BROTHERS BAND

投稿ナビゲーション