no.166

MAGMA(マグマ)FRANCE

どもーお久しぶりです!
この夏、オリンピックに高校野球と、
注目のスポーツイベント目白押しで
なかなか筆が進まずで…(^^;)

コロナ禍以降初めて、5年ぶりに甲子園球場で
高校野球観戦もしてきました!
ってそんな話はいいか(笑)

今回は今年のオリンピックが行われたフランスから、
マグマのご紹介です!

…マグマ。フランスの、そしてヨーロッパの
プログレッシヴ・ロック・バンドとしてはビッグネーム。

しかし長年、私はこのマグマが苦手でした。
元々、プログレの中でもシンフォニック系が好みで、
ジャズ・ロック系は敬遠しがちでした。

なんか、延々と繰り広げられる
超絶インプロビゼーションが得意じゃなかったんですよ。

しかし、ABC友の会の同僚、ベーシストの石井十蔵に、
「コレ、カッコイイよ」と勧められたのが
「HHAI」という曲で、確かにカッコ良かった。

それをきっかけに、名作と言われる『LIVE』を
聴いてみたらそれも気にいった次第です。
それがここ1~2年のことなので、
私はまだまだマグマ初心者、という事になります。

マグマは、創始者Christian Vander
(クリスチャン・ヴァンデ)によって1969年に結成された。
私は初心者で全然詳しくないうえ、
バンドは大所帯で入れ替わりも多いと来ているので
いちいちメンバーの構成は控えさせていただきますが
1970年の1stアルバム発表時は、
クリスチャン・ヴァンデ(ds,vo)の他に
ギター、ベース、キーボード、ホーン・セクション、
ヴォーカリストを加えた8人組だった。

基本的にジャズ・ロックと言っていいと思うが、
非常に特徴的なのが、
惑星コバイアからやってきたコバイア星人
というSF的設定で、コバイア語という
独自の架空言語まで制作し、歌詞はコバイア語で歌われる
という、徹底したイメージ作りだ。

サウンドもとてもおどろおどろしく、
時に混声合唱団を起用し、呪術的というか強迫的というか、
非常に圧を感じさせるフレーズを反復する事が多い。

そして楽器陣も超強力!
クリスチャン・ヴァンデの、テクニカルなだけでなく
スピーディー、勢いのある怒涛のドラミングが
とにかく耳を奪うが、それに呼応するように
他のパートも絡みついてくる。
それは無秩序なフリーなものというよりは
統制が取れていて、複雑なリズム・パターンを
執拗に繰り返すのが得意なようだ。

その上に、独特のポップ・センスが加わる。
もちろんそれは、ヒットチャートの上位に入るような
一般受けするポップさではない。
しかし、私が苦手だった、ジャズ・ロック系の
プレイヤーが延々と即興演奏を続け、
曲を聴いてる感じがしないと言った感覚は無く、
ちゃんとした曲なんだと認識させてくれる。
しかもカッコイイ!

では、私はまだ2枚しか持っていませんが
アルバム紹介と行きましょう!

オリジナル・アルバム

・Attahk(1978/7th/国内CD)

好き度★★★★
邦題は『ウルゴンとゴルゴ – アターク』。
不気味なジャケットは、映画『エイリアン』の
クリーチャー・デザインで有名なH.R.ギーガー。

なぜ7作目という中途半端なところを買ったのか?
それは、ある好奇心からした検索結果による。

日本には、”メタル・アイドル”というものが存在する。
日本のみならず海外でも人気らしい。
ならば、”プログレッシヴ・アイドル”はいないのか?
と思い、検索してみたら、いた。
女性5~7人からなるグループだったが、
その人たちがカヴァーしていたのが本作のオープニング、
①「The Last Seven Minutes(最後の7分間)」で、
それが非常にカッコ良かったので、本作を買ってみた。

その①だが、キレよくシャープなドラム、
独特の和音感、圧迫してくるようなヴォーカルなど
が組み合わさってとてもスリリング!
また、バスドラムの音色も個性的。

その他の小曲を聴けば、
マグマならではのポップ・センスが感じられると思う。

ライブ・アルバム

・Live(1975/国内CD)

好き度★★★★
ライブ・アルバムながら、マグマの代表作として
ガイド本などでも度々取り上げられる名作。
私が先に買ったのは先述の『Attahk』ではなくこちら。

超絶ハイテンションで繰り広げられる演奏と、
呪術的なヴォーカリゼーションの競演を
余すところなく伝える。

先述の「HHAI」は、アドリブか?と思わせるような
クリスチャン・ヴァンデのヴォーカルが素晴らしい。
演奏が凄いだけでなく、歌モノバンドでもあるのだ。

初期の代表曲「Köhntark」「Kobah」等も
収録しているので入門編としてもイイ…
のかどうか分かんないけど(^^;)
だいぶアレンジが加えられてるらしいので。

しかし、このバンドが持つ圧や切迫感、神秘性は
十分に伝わると思います。
今もヘッドホンで「Köhntark」を聴きながら
書いているが、凄まじいの一言。

今回はこのあたりで…
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.166 MAGMA

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