no.156その③

LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)U.K.

海賊盤編

どもー!
今回は海賊盤編です。

海賊盤とは…ウィキペディアによれば、
「著作権者に無断で販売される海賊版商品のうち、
レコード、CD等の音楽商品を指す日本語の呼称」
…とある。
ブートレグ、プライベート盤などとも呼ばれる。

その多くはライブを会場で隠し録りしたものや、
或いは何者かが流出させたライン音源などで、
リスナーとしては公式にリリースされたもの以外の
ライヴ等を聴けるという面がある。

なかでもツェッペリンは海賊盤の多さでも
トップクラスな事で有名でした。

しかし、私はツェッペリンに限らず
海賊盤と言うものにほぼ興味がなく
ほとんど持っていない。
それははるか昔の中学生の頃の
苦い思い出があるからです。

ではその元凶からご紹介いたします!

・Rondon Live(輸入LP)

好き度★★☆☆☆
恐らく中学2年か3年の頃(’83~’84頃)、
世の中には海賊盤と言うものがあり、非公式の
ライブが聴けるという事を知った私は
『永遠の詩』以外のライブを聴いてみたい一心で
海賊盤店が多くひしめく西新宿へと向かった。

とりあえず大きめな店に入り、
ツェッペリンのコーナーを探すと膨大な量の
レコードがあった。
値段は市販のLPと同等~やや高めであり、
中学生の小遣いではなかなか厳しかったが
お手頃な価格の物を見つけレジへと持って行った。

無知で能天気な子供だった私は、
何の根拠も無く一般にリリースされている
ライブ・アルバムと同じような音質で聴けるものと
勝手に思い込んでいた。
意気揚々と家に帰って早速針を落としたのだが…

あまりの音の悪さに愕然とした。
恐らく観客が会場でカセットテープで隠し録りした
いわゆる”オーディエンス録音”だろうが、
そういうものと知らなかった私には
ほとんど拷問に近かった。
多分最後まで聴けなかったと思う。

金をドブに捨てた、と思った。
この経験から、以後海賊盤には興味を
示さなくなったのです。

今回の『持ってるもの全部聴き返す』計画で
気が進まないが数十年ぶりに取り出して見ると、
面白い発見が!

私は昔からレコードやその付属物に落書きなどは
一切しないのだが、この時は
よっぽどどうでもいいと思ったのか、
紙の内袋に手書きでバンド名、メンバー、曲目等を
いろんな字体で書き込んでいた。

まったく覚えていなかったが、ちょっと
タイムカプセルを空けたような、
不思議な気持ちになりました。
その画像がコレ!

で、音の方は、やっぱり粗悪。
でも後半になるとこっちの耳が慣れてきたのか、
意外に聴けた。

2枚組で、収録曲は1st~2ndからの曲のみなので
やはり’69’~70年ごろでしょう。

なのに、表ジャケット写真はネブワースの時と
同じ衣装なので’79年前後のものが使われている。
その時点でおかしいだろ!気づけよ俺!
…って、中学生には無理か。

だいたい、非合法商品なんだからそのへんも
売れりゃあどうでもいいのかも知れませんね。

・Trampled Underfoot(輸入CD)

好き度★★★★
これまで知り合いになった人達の中にも、
ツェッペリン好きな人はいっぱいいらっしゃいました。

その中には、海賊盤もかなりの数を集めている、
というタイプの人も何人かいて、
聴かせてもらったりした事がある。

まあ、たいがい”こんなもんか”という音質なのだが
コレはなかなか”聴ける”音質だったので
買ってしまいました。
まあ、実際に音を聴いての、「音質保証済み」
での購入というわけです。

何と言っても『Physical Graffiti』収録曲、
なかでも「Kashmir」のライブ・バージョンが
聴けるのが大きい。

モノラルだがライン音源で、演奏も悪くない。
ただ自分、演奏の良し悪しよりも
音質が悪いとギブアップしてしまうタイプなのね、
と改めて思いました。

・In the Evening(輸入CD)

好き度★★★☆☆
これは確か知人から譲り受けた物だと思います。
海賊盤なのに、何故か日本語のCD帯付きの、
「輸入盤国内流通仕様」というテイです。

タイトルが示す通り、バンド存続中で最後のアルバム
『In Through the Out Door』からの曲の
ライブ・バージョンが聴ける。

やはりモノラル・ミックスだがライン音源で
雑音は無く、ストレスなく聴ける。

…と、今回は海賊盤をご紹介しました。
この3タイトルのほかに、私の棚には海賊盤というと
ジェネシスの2タイトルくらいしかありません。
そもそもアーティストが望んで出回っているモノでは
ありませんし、違法行為に当たるかも知れないので
声高に「海賊盤持ってる!」なんて言わない方がいい
のかも知れないけど、買ったからどうこう、って話も
聞いたことないので多分大丈夫でしょう(^^;)

次回はメンバー関連作を予定しております!

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.156 LED ZEPPELIN-③

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