CLIMAX BLUES BAND(クライマックス・ブルース・バンド)U.K.

はい、また[C]です。
でもこれは最近買ったものではありません。
私のレコード棚の一番端っこに隠れていたのを
引っ張り出してきました。

これを入手したのはかれこれ40年ほど前になりますか・・・
小学5年生でビートルズでロックに目覚め、
やっとビートルズ以外にも聴き始めた中学生の頃。
家の近くのレコード屋さんに、
いつもおすすめのレコードを教えてくれる店員さんがいて、
大変お世話になっていたんですが
その方が他店に移動することになり、
記念にと個人的にいただいたもの・・・と記憶しています。

しかし、今になって考えると
やっとロックの扉を開いたくらいの中学生に何故コレ?
渋すぎるでしょ。
当然知るわけもなく、
その当時聴きたい感じでもなかったので
しまい込む事に。

私のレコード棚は構造上、
端っこのものが非常に取り出しにくい。
なのでここにはいただきものや
他人からの預りもので聴かないものが集まり、
記憶から忘れ去られました。

では何故引っ張り出してきたのか。
それは、妻がこのバンドの1973年リリースのライブ・アルバム、
『FM/Live』を買ってきて、
それが相当に良かったからなのです。

実はカナダにFMという、プログレ・ポップ・バンドがあり、
最初妻はそれと勘違いしたらしいが(笑)
(それも大変いいバンドです!)
キレイだし安かったので買って来たんだとか。
LP2枚組でした。

で、そういえばクライマックス・ブルース・バンドって
一枚あったよな、と思い出した次第です。

このバンドについて、私の予備知識はゼロ。
頼みのウィキなんとかで検索・・・いや、出ねえし。
レコードコレクターズ増刊
『ブリティッシュ・ロックの深い森』によれば、
1968年結成。
フリートウッド・マックやチキン・シャックらと同じく
ブリティッシュ・ブルース・ロックのバンドとしてデビュー。
当初は6人編成だったらしい。
ちなみにデビュー当初は
クライマックス・シカゴ・ブルース・バンド
と名乗っていました。

先の『FM/Live』の頃には4人編成となっているが、
ブルージーなだけではないオリジナル楽曲に、
インスト・パートはかなりスリリングで
聴きごたえ十分。

バンドは’80年代半ばまで息の長い活動を続け、
キャリア中には何曲か大ヒットといえる
曲も生み出しているようです。

で、晴れて私の所有物となったアルバムはコレ!

・Lucky For Some(1981/12th/国内LP)

好き度★★★☆☆
’80年代という時代性を感じる作品。
このバンドも、長い活動期間のうちに
少しずつ音楽性を変化させていったのでしょう。
いかにも売れ線的な、ポップ・ロックとなっていて、
ウエストコースト風味が強く、
同時代のシカゴなどに通じる曲調も目立つ。

メンバーは
・Pete Haycock(ピーター・ヘイコック)vo,g
・Colin Cooper(コリン・クーパー)vo,sax
・Derek Holt(デレク・ホルト)vo,key
・John Cuffley(ジョン・カフリー)vo,ds
’73年の『FM/Live』もこの布陣なので、
長くこのメンバーでやってたんですね。

昔そうではなかったバンドがポップ化すると、
割と「なり下がった」的な事を言われる事が多いですが、
ポップになった本作も楽曲のクオリティは高い。
いい作品だと思います。

しかしほぼ初めて聴くに等しいが、
いただいて良かったです。
○○さん、ありがとうございました!

今日から棚の端っこから[C]に移動します!

 

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.117 CLIMAX BLUES BAND

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