今回はドイツのこのバンド!
FRUMPY(フランピー)GERMANY
フランピーは、このブログ
「おざきゆうすけン家の棚no.19」でご紹介した
ATLANTIS (アトランティス)の前身バンド
とも言える存在です。
no.19はこちら↓
https://ameblo.jp/abcfriends-blog/entry-12590595968.html
やや洗練され、ファンキーな持ち合わせの
アトランティスに比べ、このフランピーは
より泥臭くブルージーでサイケ、
オルガン・サウンドとハスキーで野太い
女性ヴォーカリストの声で
ハードロック、プログレッシブ・ロックの分野に
特にアピールできる内容を持っていると思います。
デビュー時のメンバーは
・Inga Rumpf(インガ・ルムフ)vo
・Jean-Jacques Kravetz(ジャン・ジャック・クラヴェ)key
・Karl-Heinz Schott(カール・ハインツ・シュット)b
・Carsten Bohn(カーステン・ボーン)ds
の4人。
ギターレス編成でした。
ドイツのバンドですが、歌詞が英語なのはこの頃から。
アトランティスも英語詩でした。
言われなければドイツのバンドとはわからないほど
ブリティシュ・ロック寄りのサウンド。
ちなみにキーボードのジャン・ジャック・クラヴェは
フランス人だそうです。国際色豊か!
では所有アルバムです!
・Frumpy 2(1971/2nd/輸入CD)
好き度★★★★★
1970年のデビュー・アルバム、
「All Will Be Changed」は持っておりませんが、
名盤です!!良かったら是非。
で、この2ndです。本作からギタリスト、
・Rainer Baumann(ライナー・バウマン)が加入、
5人組となります。
のっけからハモンド・オルガンが炸裂!
迫力あるヴォーカルとの二枚看板が
バンドを引っ張りますが、
リズム隊とギターも達者で聴きごたえ十分!
全4曲と長めの曲で固めた構成、
劇的な展開もあり、このテの
オルガン/ハスキー女性vo/ハード/プログレ
あたりが好きな人にはたまらないでしょう。
特に④「Duty」でのギターとキーボードの
バトルのようなインプロビゼーションは圧巻!
B級あさりをしていて、こういう傑作に出会えた時は
至福ですよね(^^;)
・By the Way(1972/3rd/輸入CD)
好き度★★★★☆
前作までの、いかにも’70年代初頭といった、
サイケ感や混沌としたサウンドのイメージは後退。
代わりに、非常にクリアで分離のハッキリした音質、
バラエティーに富んだ曲調などの特徴が現れはじめ、
順番通りにフランピー~アトランティスと聴くと
「なるほどねー」となんとなく納得が
いく気がします。
全6曲収録と、ややコンパクト化も見られますが、
相変わらず長尺曲もあり、
しっかりプログレしています。
それにしても、音質、演奏力、ヴォーカルの存在感、
どれを取っても英米のトップバンドに
引けを取らない内容。
B級といってもそれは単に知名度の話。
中身はA級、いやS級といってもいいくらいの名バンド、
フランピーなのでした。
スタジオ・アルバム3枚の他、
ライブ・アルバムも出ています。
そちらもまた秀逸!
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!
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