今回はあのギタリストと、
あのヴォーカリストによって結成された
スーパー・グループです!
THE FIRM(ザ・ファーム)U.K.
1984年、元レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジと、
元フリー~バッド・カンパニーのポール・ロジャースが
組んだバンドとして大いに話題となったバンド。
リズム隊には、ドラムに’60年代から活躍する
Chris Slade(クリス・スレイド)、
ベースにフレットレス・ベースの使い手として
名をはせるTony Franklin(トニー・フランクリン)
が参加。
スーパー・グループの常か、バンドとしては
アルバム2枚を残して解散してしまいますが、
私が所有するのはこの1stです。
・The Firm(1985/1st/輸入LP)
好き度★★★☆☆
特に、ジミー・ペイジとしては
レッド・ツェッペリン解散後、映画のサントラを
1作手掛けた以外は目立った活動が無かったため
大変大きな注目と期待を受けましたが、
全体の作風はポール・ロジャースのカラーが
強く出たようで、バッド・カンパニーの作品に
非常に近い印象を受けます。
ツェッペリンの興奮を再び、と期待したファンは
イマイチだったんじゃないでしょうかね?
しかしまあ、ツェッペリンの影を追い求めなければ、
そんなに悪い内容じゃないと思います。
実際、それなりに売れたし、
⑤「Radioactive」もシングルとしてヒットしました。
私のお気に入りは⑧「Satisfaction Guaranteed」。
シブくてカッコイイわー(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ペイジ氏も頑張ってギターをたくさん聴かせてくれるが
プレイの傾向はツェッペリンで言えば
『イン・スルー・ジ・アウトドア』の頃のもの。
本作発表後から3年後の’88年、
アトランティック・レコード40周年記念コンサートで
晒してしまった悲惨なプレイから考えると
この頃の氏はあまりちゃんとギターが弾ける
状態ではなかったとも推察出来ます。
弾けないなりに、それでも上手いこと聴かせるように
計算され工夫されている、といった感じでしょうか。
そういったことには長けているミュージシャン
でもありますからね。
ポール・ロジャースも数曲でリズム・ギターを
弾いているようだし、実際にはもう少し
フォローしているのかも知れませんね。
リアルタイム(高校一年生だったかな?)では
あまり興味が持てず、手に入れたのはつい最近、
中古で¥300くらいで買ったんですが
このぶんだと2ndもそれなりには楽しめそうですね。
ではでは、このへんで。
お付き合いいただきありがとうございました!
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