こんにちは!

いよいよ東京も梅雨入りです☂

 

今回は超、超メジャーなこちらのバンド!

DEF LEPPARD(デフ・レパード)U.K.

ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)界で
最も有名なバンドの一つと言っても過言ではないでしょう。

一大ムーブメントとなった、
「ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティシュ・ヘヴィメタル」
(よくNWOBHMと略される)の中から生まれた
バンドの一つとされる。

ただ私のイメージだと、ちょっと違うんですよね~
というか、一般的に凄く売れてからのデフ・レパードって、
カラッとした明るさがあってポップだし、
ブリティシュ・ヘヴィメタルによくあるような
シリアスで暗い曲調とはだいぶかけ離れてるように思います。

私は、その凄く売れてからの作品から聴いているので
そう思ってしまうのでしょう。
今回あらためて1stから聴き返してみると、
確かに初期の作品はNWOBHMと言われても
おかしくないですね。

では以下所有アルバムです!

 

オリジナル・アルバム

・On Through the Night(1980/1st/国内LP)

好き度★★★☆☆
デビュー時のメンバーは
・Joe Elliott(ジョー・エリオット)vo
・Steve Clark(スティーヴ・クラーク)g
・Pete Willis(ピート・ウィリス)g
・Rick Savage(リック・サヴェージ)b
・Rick Allen(リック・アレン)ds
の5人。
当時、最年長のジョー・エリオットでもまだ21歳でした。

全作品中、最もヘヴィ・メタルっぽいかも。
恐らくはジューダス・プリーストやシン・リジィあたりを
お手本にしているのでは?と思われます。

まあ、演奏面でやや稚拙なところが
無いわけではないですが、そんなことよりも
若くハツラツとした雰囲気を楽しめば
いいと思います(^^)

 

・High ‘n’ Dry(1981/2nd/輸入CD)

好き度★★★☆☆
本作から、AC/DCとの仕事で有名な
ジョン・”マット”・ラングがプロデュースを担当。
ギター・サウンドやコーラスの処理に
AC/DCとの類似点が感じ取れます。

特にギターは、強い歪みではなくナチュラルな
オーバードライブ・サウンドが印象的。
これだけでもいわゆる「メタル」のイメージとは
だいぶ離れたように思います。

ツイン・ギターを活かしたアレンジも格段に進歩した
聴きごたえのある作品になっています。

 

・Pyromania(1983/3rd/輸入CD)

好き度★★★★★
全米での売上が1000万枚を超えたという
モンスター・アルバム。

本作からピート・ウィリスに代わり、ギタリストに
Phil Collen(フィル・コリン)が参加。

前作までと打って変わって、
「デフ・レパード節」とでも言えるような曲調を
生み出した事を考えると、この新ギタリストが
果たした役割は相当に大きそうですね。

フィル・コリンはテクニシャンでもありますが、
スゴ技を披露するよりも、いかに簡潔に、
かつカッコよくソロを決めるか、というところに
重点を置いたタイプのギタリストのようで、
ポップ化を進めたバンドに非常に合っていたのでしょう。

その傾向が顕著なのがシングル・ヒットした
②「Photograph」で、印象的なイントロ、
覚えやすいヴォーカルのメロディ、
一緒に歌いたくなるサビ。
しかしヘヴィなギター・リフもフィーチャーされる。
そして短くもバッチリとハマったギターソロ。
デフ・レパードが広く一般に知れ渡るのを
後押しした曲とも言えるでしょう。

その他の楽曲のクオリティ、スケール感も格段に上がり、
ツイン・ギターの存在感もさらに増しています。

私はリアルタイムでこのアルバムを
国内盤LPで買いましたが、
いつしか紛失してしまったようで・・・
後に輸入CDで買い直しました(^_^;)

 

・Hysteria(1987/4th/国内LP)

好き度★★★★
前作をさらに上回る売り上げを記録した、
”超”モンスター・アルバム。

前作からのインターバルが4年と当時としては
かなり空きましたが、その背景には
プロデューサーの交代や完璧主義による時間の増加、
さらにはドラマーのリック・アレンが
交通事故により左腕を失うという悲劇に見舞われる、
などの要因がありました。

しかしリックはシモンズ社が開発した特製の
電子ドラムを使いこなし、バンドに復帰。
不屈の精神でアルバムを完成させました。

結果的にプロデューサーは前作までと同じく
ジョン・”マット”・ラング。

本作ではさらにスケール感がアップ。
前作「Pyromania」ではまだ多少NWOBHM感も残っていましたが、
この「Hysteria」ではデフ・レパード節がさらに進化。
貫禄とか大物感といったものを、
ゴージャスなサウンドと共に漂わせます。
部分的にはピンク・フロイドに通じるところも。

本作からも多くのヒット曲が生まれましたが、
特に私が好きなのはやはり
⑤「Pour Some Sugar on Me(シュガー・オン・ミー)」,
⑥「Armageddon It(アーマゲドン)」の2曲。

前者は、超ヘヴィー・サウンドと、
ポップな曲調を両立させた。
ラップっぽいヴォーカル、キャッチーなサビ。
ちょいちょい入ってくるギターやコーラスなどの
アレンジも凝っています。

後者は、ポップ・ハードロックの極み?
一緒に叫びたくなるサビがいい。
さらに、スティーヴ・クラークの弾くギターソロは
短いながらもセンスが光る絶品!

ハード・ロックという音楽を、
ファン以外の広く一般に浸透させたという意味で
金字塔的なアルバム。
それは同じような偉業を成し遂げた
ボン・ジョヴィとはまた違った語り口のもの、
と言えるのではないでしょうか。

ただ一つだけ、★5つでない理由は、「長い」。
来たるべきCD時代を見据えて60分以上収録されていますが、
ちょっと長いなあ・・・
一枚のアルバムとして集中して聴ける時間って
やっぱり40~45分くらいがちょうどいいなあと、
私は思うんですけどね。

 

・Adrenalize(1992/5th/国内CD)

好き度★★★★
リック・アレンの事故に続き、今度はギタリスト、
スティーヴ・クラークが亡くなるという
悲劇に見舞われる。

前回以上のインターバルを置く事にはなりましたが、
フィル・コリンが全てのギター・パートを弾き、
本作を完成させました。

もはやデフ・レパード節も熟成の段階に入ったような。
①「Let’s Get Rocked」はもうその典型。
安心して聴いていられます。

一方でアルバム全体としては前作のような
スケール感は後退、コンパクトな印象を受けます。

 

・Slang(1996/6th/輸入CD)

好き度★★★☆☆
1曲目からいきなり、「これがあのデフ・レパード?」
と思わせるようなダークでヘヴィなギター・リフで
幕を開ける。

他にも中近東風の旋律など、
これまでにない要素を多く含み、一見すると
随分これまでと違う印象を受けます。

しかしそれはあくまで一要素として取り入れたまでの事、
アルバム全体を聴けば、ちゃんと
デフ・レパードはデフ・レパードです(^^)
発表当時はファンにだいぶ批判もされたみたいですが・・・
発売時期がグランジ全盛だったことも
影響していたようです。

本作からギタリストにディオ等で活躍した
Vivian Campbell(ヴィヴィアン・キャンベル)が参加、
ツイン・ギター体制が復活しました。

ギター・サウンドもかつてのナチュラルな、
芳醇なオーバードライブ・サウンドから、
よりモダンなヘヴィネスへと変化。
曲によってはクリーン・サウンドが
U2っぽい処理がされているのが面白い。

 

・Euphoria(1999/7th/輸入CD)

好き度★★★☆☆
デフ・レパード節のオンパレード!←字面が似てるな
作風で言うと
Pyromania+Hysteria+Adrenalize÷3って感じ?

安心して聴いていられる反面、
ワンパターンと言えなくもないですが、
非常に高いレベルでのワンパターンなら
それでもいいじゃないですか、って感じですかね。
AC/DCとかもそうだし。

特別、個人的に思い入れが強い、とかは無いですが
良いと作品だと思いますよ。

 

編集盤

・Retro Active(1993/輸入CD)

好き度★★★☆☆
シングルのB面曲や未発表曲を集めたもので、
準オリジナル・アルバム扱いにしてもいいような作品。
ビートルズでいえば「オールディーズ」的な?

一見、骸骨に見えるジャケットが面白いですね。

以上です!

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.73 DEF LEPPARD

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