DEEP PURPLEの続き、
ライヴ・アルバムとメンバー関連作編です!
・Made in Japan(1972/国内LP)
好き度★★★★☆
邦題は『ライヴ・イン・ジャパン』で、
ジャケットも日本盤とオリジナル盤では異なります。
後に多くのアーティストが日本公演を
ライブ・アルバム化しますが、その先駆け的な存在。
そして何と言ってもその内容が素晴らしい!
「第二期」メンバーによる、
パワー、テクニック、バンドとしての一体感が
よく感じられます。
これを聴くと、ホントに上手いバンドだなーと思いますし、
ロックのライブ・アルバムの中でも傑作とされるのも
納得できる一枚です。
スタジオ・ヴァージョン以上にハイテンションで、
曲によっては即興演奏などを挟んで
大きく引き延ばされたものもありますが
まったく飽きさせない。
①「Highway Star」のイントロでの、
「来るぞ来るぞ」感、今聴いてもゾクゾクします!
・Made in Europe(1976/国内LP)
好き度★★★★☆
こちらは第三期の演奏を収録。
「Made in Japan」ほどではないにしろ、
こちらの演奏もテンション高く、
いいライブ・アルバムだと思います。
収録曲のなかにはリッチー・ブラックモア最後の
演奏が収められているらしいです。
どれとは書いてないんですけど・・・
・Last Concert in Japan(1977/国内LP)
好き度★★★★☆
カリスマ的存在だったギタリスト、
リッチー・ブラックモアが脱退。
アメリカ人で、元ジェイムス・ギャングの
トミー・ボーリンを加えた「第四期」ラインナップによる
1975年12月、日本武道館でのライヴを収録。
当日、トミー・ボーリンは腕を痛めていて
(実際はドラッグの影響だったらしい)、
まともなプレイとは言い難い。
そのせいかギターは音量が非常に小さく
ミキシングされています。
本来非常に上手いギタリストであるはずなのに
もったいないですね。
またデヴィッド、グレンの両ヴォーカルも
精彩を欠いているように感じます。
それでもこのレコードを手に入れた中学生当時は
よく聴きました。
二期から四期までのアルバムから、
またトミー・ボーリンのソロ・アルバムからと幅広い選曲、
過去の曲も違うアレンジを施したりしていて、
とても楽しめました。
ちなみにトミー・ボーリンのヴォーカルも聴ける、
彼のソロ・アルバムからの④「Wild Dogs」だけ、
ギターがちゃんとしているように感じるのが可笑しい(笑)
’76年7月にディープ・パープルは解散。
同年末にトミー・ボーリンは亡くなってしまいます。
本ライブ・アルバムは翌年に追悼盤として
日本でのみ発売されたものです。
余談ですが、中古盤というものに
初めて手を出したのがこのアルバムでした。
新品のみを扱うお店とは違い、
中古盤専門店は中に入ると独特の
ホコリとかカビ?みたいな匂いがして、
お店の人もぶっきらぼうな人が多い。手も汚れるし。
でも新品の半分くらいの値段で買える。
それ以来、よく利用させてもらってます(^^)
メンバー関連作
TOMMY BOLIN(トミー・ボーリン)U.S.A.
・Teaser(1974/1st/国内CD)
好き度★★★★☆
本来なら「T」の項で紹介するべきかも知れませんが、
ウチの棚ではディープ・パープルの隣においてあるので
ここでのご紹介とします。
トミー・ボーリン初のソロ・アルバム。
ギター、キーボードにヴォーカルも取る
マルチ・プレイヤーぶりを発揮するばかりか、
ソングライターとしても非凡な才能を見せる。
参加ミュージシャンも豪華!
ややフュージョン寄りのテイストを持ちながら、
ファンキーなアメリカン・ハードロックが存分に楽しめる。
私は、ディープ・パープルのトミー在籍中のライヴ盤
「ラスト・コンサート・イン・ジャパン」でも
取り上げられた⑧「Wild Dogs」が好きだったので
本作を買ってみたんですが、
他の曲も良作ばかりでお買い得なアルバムでした。
これだけの才能を持ちながら、ドラッグが原因で
わずか25歳でなくなってしまうとは・・・
そればかりか、パープル最後の来日公演での
ひどいプレイのせいでずいぶんと
悪い印象が付いてしまったという記述もよく見かけます。
ドラッグ恐ろしや・・・・(T_T)
ディープ・パープル加入以前は
ジェイムス・ギャングにいたというトミー・ボーリン。
その在籍時のアルバムも聴いてみたい。
けどあんまり見かけないんだよな・・・?
ではでは、長い回でした!
お付き合いいただきありがとうございました!
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