今回は、私の棚のコレクションの中では
比較的新しい時代のこのバンドです！
THE CULT(ザ・カルト)U.K.
1981年に結成、当時はSouthern Death Cultを名乗り、
メンバー・チェンジを経てTHE CULTと改名。
1st、2ndアルバムまではポストパンク／ゴシック・ロック
という位置づけでしたが、
名プロヂューサー、リック・ルービンと出会い、
HR/HMを志向したサウンド、音楽性に方向変換。
私が持っているのはその転身後初のアルバムとなった
3rdです。
・Electric(1987/3rd/輸入CD)
好き度★★★★☆
元々は違う音楽性を志向していたバンド、
という事実を知ってジャケットに写るメンバーの
写真を見ると、確かにちょっと
HR/HMっぽくないなと思えなくもない。
制作時のメンバーは
・Ian Astbury(イアン・アストベリー)vo
・Billy Duffy(ビリー・ダフィー)g
・Jamie Stewart(ジェミー・ステュワート)b
・Les Warner(レス・ワーナー)ds
ヴォーカルのイアンとギターのビリーが
バンドの中心であり、それ以外のメンバーは
流動的なようです。
1、2枚目は聴いたことがないんですが、
この3作目は、見事なまでに
典型的なハードロック・ナンバーがずらりと並ぶ。
「ハードロックとはこういう音楽だよ」とでも
言わんばかりのまるでお手本のような楽曲ばかり。
サウンド面でも、あたかもデモ・テープか
ラフ・ミックスの如きシンプルでストレートな
ミキシングがなされています。
その分、ギターの芳醇な響きや
イアンの迫力あるしゃがれ声が
ダイレクトに伝わってきます。
ステッペン・ウルフの名曲「ワイルドで行こう」の
秀逸なカヴァーも収録。
1987年と言えば、個人的にはリアルタイムの音楽を
追わなくなってきていた時期ですが、
友人に教えてもらって、気に入って買った一枚です。
次作1989年の『Sonic Temple』もかなり良かったんですが、
何故か買わずに今日まで来てしまったな(^^;)
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました！
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