CRESSIDA(クレシダ)U.K.

はい、今回はまたマニアックめなプログレからご紹介!

1968年に結成。メンバーは
・Angus Cullen(vo)
・John Heywarth(g)
・Peter Jennings(key)
・Kevin McCarthy(b)
・Iain Clark(dr)
の五人。と国内盤ライナーノーツから引用してみても
ほぼ知らない人ばかりですが、
ドラマーのIain Clarkはユーライア・ヒープの
3rd『対自核』で叩いていましたね。

マニアックとは言え、名B級アーティストの宝庫、
ヴァーティゴ・レーベルからのリリース、
2ndのアートワークはkeefが手掛けたとあって
その筋では人気が高く、
決してマニアックとは言い切れない面もあります。

私が持っているのはその2ndです。

・Asylum(1971/2nd/国内CD)

好き度★★★☆☆
の数は好みですので、私的には3つ止まりですが、
決して悪くありません。

サウンドの傾向としてはややジャズっぽいかな?
オルガン・ロックの名盤として紹介される事も
多いアルバムですが、全体的に音は
スッキリと整理されていて、
分厚い音とは言い難い。

また楽曲もよく作り込まれていて、
インプロビゼーション的な展開はほとんどない。

なんか、メンバー全員職人肌なんでしょうかね。
楽曲が第一、という感じがします。
しかしよーく聴くと、キーボードなんか
かなり聴きごたえもあります。

あと、とても整合感のあるサウンドなのに、
何故か全体を薄い霧のようなものが覆っているような、
バンドが幕一枚むこうにいるような、
そんな印象を受けます。
’60年代後半から70年代の初めにかけてのイギリスには、
こういったバンドが少なからずいるような気がします。

この2作目ではややクラシカル、
シンフォニックな要素を強めて、
ストリングスなども導入。
②「Munich」はそんなタイプの名曲として名高い。

バンドは2枚のアルバムを残して解散。
しかしその作品はコレクター心をくすぐる
アイテムとして、今も一部で愛され、
何度も再発されているのでした。

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.64 CRESSIDA

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