59回

THE CLASH(ザ・クラッシュ)U.K.

こんにちは!

これまでにも何度か触れましたが、
私の趣味・嗜好はハードロック、プログレッシブ・ロック、
あとウェスト・コーストを少々、
といったところでその周辺を主にコレクション
してきました。

40才を過ぎたころからもっと色々、
聴いたことのないアーティストも聴いてみようと
物色するようになりましたが、
それでもどうも手が伸びないジャンルがあります。

それが、パンク!

別に嫌いではないのですが、まあ
性に合わない・・・のでしょうね。

そんな私が何故、ザ・クラッシュを持っているのか?
それも5枚も。

それはタダでもらえたから!!!

20年ほど前になりますか、当時の職場の同僚から
「知人がLPレコードを処分したいらしいんだけど
もらってやってくれない?」と言われ、
リストを渡されました。

私はそれを見て、ホワイトスネイクの初期作品群を
もらおうと思ったのですが、
それはすでに先約者がいるとの事。
しょーがない。

リストにはこのザ・クラッシュが結構揃っていました。
あまり趣味ではないが、
パンクの代表格中の代表格。
いくつか知ってる曲もあるし、
きっと有料で買う事は無いだろうから、
もらっとくか!

というノリで我が家の棚に加わることになりました。
余談ですが、この時一緒にいただいたのは
ボン・ジョヴィ、メタリカ、ハート、
シンディ・ローパー、等々でした。

では1枚づつ紹介していきましょう!

・The Clash(1977/1st/輸入LP)×2

好き度★★★☆☆
国内盤には『白い暴動』という邦題が付いた1st。
イギリス盤と、曲目を入れ替えて’79年になってから
発売されたアメリカ盤がありますが、
なんと両方あります!
ジャケットも、色味やバンドロゴの位置が若干違う。

メンバーは
・Joe Strummer(ジョー・ストラマー)g,vo
・Mick Jones(ミック・ジョーンズ)g,vo
・Paul Simonon(ポール・シムノン)b
・Terry Chimes(テリー・チャイムズ)ds
言わずもがなの、パンク界のビッグネームですね。

パンクには食指が動かなかった私ですが、
これがなかなか悪くない。
さすが代表格、いかにもといった曲調だが
歪んだギターが2本鳴っている様は
ハードロック的にも聴こえる。

「White Riot」には聞き覚えあり。
後のメロコア等に通ずるものがある・・・のかな?

アメリカ盤にのみ収録のソニー・カーティスのカヴァー、
「I Fought the Law」も知ってました。
友人の企画モノバンドでやった事もあります。

・Give ‘Em Enough Rope(1978/2nd/国内LP)

好き度★★★☆☆
邦題『動乱(獣を野に放て)』。
このアルバムに収録の③「Tommy Gun」は
だいぶ前にPVを見た事があり、
イイ曲だなーと思ってました。

ドラマーがTopper Headon(トッパー・ヒードン)に交代。

全体的にパンクの雰囲気を強く残すも、
曲調はバラエティーに富んだ印象を受けます。
佳曲揃いでこれもまたいいアルバムですね。

・Sandinista!(1980/4th/輸入LP)

好き度★★☆☆☆
名作との評価の高い3rd『London Calling』が無くて
もらえなかったので未聴ですが、
この4作目、何と3枚組というボリュームにも驚きですが、
もっと驚くのがその変貌ぶり。

もはやパンクの面影はほぼ無く、
レゲエ、ダブ、スカなどを大幅に取り入れた、
南国風の曲が並ぶ。
一曲一曲は短くて変化に乏しいですが、
音は非常に実験的。
エコーが深いのも特徴です。

元々バンドが好きで聴いたのではない私には
ちょっときつかったかな~、ごめんなさい!

・Combat Rock(1982/5th/輸入LP)

好き度★★★☆☆
このアルバムもまたバラエティーに富んだ作品ですが、
③「Should I Stay or Should I Go?」と
④「Rock the Casbah」は元々知ってて、好きでした。
やっぱり馴染みある曲が入ってると
親しみやすさが違いますね。

③は、’83年に開催されたロック・フェス
「USフェスティバル」のダイジェスト版が
当時、ゴールデンタイムのTVで放送された時に
演奏していました。
今じゃあ考えられないですね(笑)

・Cut the Crap(1985/6th/輸入LP)

好き度★★☆☆☆

前作から3年が経っていますが、その間に
ミック・ジョーンズ脱退、トッパー・ヒードン解雇があり、
オリジナル・メンバーで参加しているのはは
ジョー・ストラマーとポール・シムノンだけで、
多くの新メンバーを加えて制作されました。

のっけからモロに打ち込みのドラム音と、
シンセサイザーの大胆な導入にまた驚かされます。

商業的にも失敗したとされ、
ウイキペディアによれば、
ファンの間でもこのアルバムは存在しないものと
されているらしい・・・
そうなのか。わかるような気もしますね。

以上、我が家では異色のザ・クラッシュでした!

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.59 THE CLASH

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