ども!

今日は春の嵐です。

そんな日にご紹介するのは・・・

 

CITTA FRONTALE(チッタ・フロンターレ)ITALIA

 

イタリアン・ロックきってのヘヴィ・ロック・バンド、
オザンナ解散後、メンバーたちはウーノと、
このチッタ・フロンターレの二手に分かれます。

オザンナの音楽的中枢を担っていた、
ギターのダニーロ・ルスティチ、
サックス、フルート等のエリオ・ダーナ、
そしてベースのレロ・ブランディが
世界進出も見据えてウーノへ。
その後ノヴァへと発展。

一方、ヴォーカルのリノ・ヴァイレッティ、
ドラムのマッシモ・グアリアーノが結成したのが
チッタ・フロンターレ。
もともとデビュー前のオザンナが
この名を名乗っていたらしいです。

その唯一のアルバムがこちら。

・El Tor(1975/1st/国内CD)

好き度★★★★
邦題『雷神』。
すでに世界を見据えて、英語歌詞の曲も含んだ
オザンナ最後のアルバム、
『ランドスケープ・オブ・ライフ – 人生の風景』の
雰囲気を残しつつ、ダークな要素を抑えたような作風。

明るい太陽の下での風景が見えてくるようなメロディ、
伸びやかなリノ・ヴァイレッティの声がいいですね。

特に②「Solo Uniti・・・(1つのユニット)」から
③「El Tor(雷神)」への流れは見事!
ダークさは無いものの、テクニカルな
ハード・プログレを聴かせてくれます。

バンド全体とても芸達者な感じですが
中でもドラムのマッシモ・グアリアーノの技量は
目を見張るものがあります。
オザンナ時代よりも進化してる感じですね。

 

トータル・コンセプトを持ったアルバムらしく、
最後には「El Tor(雷神)」のフレーズに絡めて
それまでの曲のサウンド・コラージュの
ようなものも聴かれ、感動的に仕上げています。

バンドはこれ1枚で消滅、
メンバーはオザンナ再結成に動くことになります。

分裂したオザンナに表裏があるとすれば
どちらかというと裏っぽい扱いであまり
取り上げられる事が少ないチッタ・フロンターレですが
私は結構好きですね(^^)

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

 

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おざきゆうすけン家の棚no.58 CITTA FRONTALE

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