やっとCに突入です!その最初は・・・
CACTUS (カクタス)U.S.A.
1969年結成。
元ヴァニラ・ファッジの
・Tim Bogert(ティム・ボガート)b,vo
・Carmine Appice(カーマイン・アピス)ds,vo
はジェフ・ベックとバンドを結成する予定でしたが、
ベックが交通事故で重傷を負ったため延期となり、
待っている間に
・Jim McCarty(ジム・マッカーティー)g
・Rusty Day(ラスティ・デイ)vo
の二人を加えて結成したのがこのカクタスです。
ジェフ・ベック側の準備が整うと、
ボガート&アピスはあっさり脱退し、
ご存知ベック・ボガート&アピス(BB&A)となるわけです。
しかしカクタスは初期アメリカン・ハードロックの
代表的バンドとして今日、高い評価を受けています。
私は、まだ20代の頃に友人に聴かせてもらった時、
いまいちピンと来なかったので
手を出していなかったのですが、
一曲だけむちゃくちゃカッコイイ曲があったので
わりと近年に一枚、入手しました。
それがこちら!
・Cactus(1970/1st/国内LP)
好き度★★★☆☆
邦題はシンプルに『カクタス』。
中古LPでジャケの痛みが激しいが盤はまあまあ、
初発売時のものと思われる日本語の
ライナーノーツがついてました。
その一曲だけむちゃくちゃカッコイイ曲というのが、
オープニングを飾る①「Parchman Farm」です。
聴いてるだけでアタマの血管が切れるんじゃないかと
思えるほどの超ハイテンション!
高速シャッフルのツーバス・ドラミング、
やりたい放題のリード・ベース、
それに負けないくらいギターも弾きまくる。
そこへ超絶シャウトと、ハーモニカが乗っかる。
あまり歌のバックだからといって楽器が引っ込んだり、
ソロで急に前に出てきたりという事は多くなく、
フリーフォームな感じの演奏で、
一見無秩序なようですが全体としては
しっかりカタチになっています。
自由がきくスキマが多いっていうんですかね、
そんなにぶ厚いわけじゃないけど凄い迫力があります。
ボガート&アピスはBB&Aでもこういうスタイルですよね。
しかし、アルバム通してはこのテンションは
保てていない気がするんですよねぇ・・・
ずっとこのテンションだったらホントに血管キレるか(笑)
ちょっとね、他の曲の印象が薄いんですよ。
あくまで私見ですけども。
以上です!
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!
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