どもです!
今回はビートルズ解散後のメンバーの作品を
紹介しようと思います。
本来であれば、全員かなりの数の作品を出しているので、
一人一人、「第○○回」として書くのが妥当なのでしょうが、
実は私、ソロ作品となるとほとんど持っていないのです。
理由として思い付くのは、元々私はバンドものが好きで、
ソロ・アーティストというものに興味が希薄、
という事があります。
現在1000近いCD、LPのコレクションがありますが、
そのほとんどがバンドもので占められています。
ポールマッカートニーのものもウイングスという
バンド名義のものしか持ってません。
ビートルたちのソロ・アルバム、
悪いはずがないという事は容易に想像出来ますし、
持っていなくても知ってる曲の中には
とても好きな曲もあります。
しかし、他のバンドを聴き漁って色々買っているうち、
買いそびれたまま遠ざかってしまった、
といったところでしょうか。
ビートルズとして活動していたのはデビューからわずか8年間。
各メンバー、その後のミュージシャン人生の方が
遥かに長いわけで、むしろビートルズは
その一部に過ぎないのかもしれません。
これだけビートルズが好きでありながら
その後はほとんど持ってないというのは失礼に当たる
かもしれませんが、まあ、今後の人生、
凄く聴きたくなる時が来て、私ン家の棚に
増える事もあり得ますね!
では、ほんのわずか持っているメンバー関連作です!
PAUL McCARTNEY & WINGS
(ポール・マッカートニー&ウイングス)
単にWINGSと表記されている場合もあり。
結成当初は4人、その後5人になり、その中には一時
元The Grease BandのHENRY McCULLOUGH(ヘンリー・マカロック)
も在籍したが、核となるのはポール、妻のリンダ・マッカートニー、
そして元The Moody Blues (ムーディー・ブルース)の
DENNY LAINE (デニー・レイン)の3人。
オリジナル・アルバム
・BAND ON THE RUN (1973/3rd/国内LP)
好き度★★★★☆
メンバーの脱退により一時的に核となる3人だけで制作された。
表題曲や、「Jet」などのヒット曲を収録するほか、
遊び心のようなものも見える。
ラストの「Nineteen Hundred And Eighty Five」の
エンディング、オーケストラで盛り上げて最後は
爆発音の中から表題曲が聴こえてくるなど、
構成も凝っています。
・VENUS AND MARS (1975/4th/国内LP)
好き度★★★★☆
ギターに元STONE THE CROWSの
JIMMY McCULLOCH (ジミー・マカロック)、
ドラムにJOE ENGLISH (ジョー・イングリッシュ)を加え
5人組になって制作された。
割と長続きしたラインナップで、ちょっと
黄金期っぽい感じがします。
短いタイトル曲から「Rock Show」へとたたみかける展開は見事。
デニー・レインやジミー・マカロックがヴォーカルを取る
曲も収録し、バンド色を強く打ち出しています。
もう少し聴きたいなー、と思わせるくらい短いタイトル曲を
リプライズとしてアナログB面1曲目に配するなど、
トータル性も聴き手に感じさせる。
個人的にはこのリプライズ、幻想的でプログレ味もあり好きです。
ラストにはクロ-ジング・テーマも用意されています。
ライヴ・アルバム
・WINGS OVER AMERICA (1976/国内LP)
好き度★★★★☆
かつて『ウイングス U.S.A. ライヴ!!』という邦題が付いていた。
LP3枚組という大ボリュームですが考えてみれば
YESの『YESSONGS』、EL&Pの『LADIES AND GENTLEMEN』
等も3枚組だったなあ。コンサート丸ごと収録
しようと思えばそれくらいになるか。
上記の黄金期メンバー(?)での録音で、
アルバム『VENUS AND MARS』の1~2曲目で幕を開けるが、
まるでライヴのオープニングを想定して作られたかのように
ハマっている。
デニーやジミーのヴォーカル曲も演奏し、やはりバンド色を強調。
同時期のライブ映画『ROCK SHOW』では、
ポールがベースを置き、ピアノに向かうと
他のメンバーが楽器を持ち替えて対応する様子も
収められています。
PAUL McCARTNEY
・GOOD EVENING NEW YORK CITY
好き度★★★★☆
’80年代初頭にWINGSは消滅し、その後は長らくソロで活動。
WINGSでは実現しなかった来日公演も何度も行われ、
私も’90年、’93年は行きました!
その後も精力的にライブ活動を行い、
年齢を全く感じさせないクオリティの演奏を披露。
このライブ盤では大半をビートルズ・ナンバーが占めています。
編集盤
・WINGS GREATEST (1978/国内LP)
好き度★★★★★
稀代のメロディー・メイカーのベストアルバム、
悪いわけがない。いい曲しか入ってません。
今回の聴き返しで改めてすげえな~と思ったのは
「Let ‘em In(幸せのノック)」。
こんなの天才にしか作れん。
GEORGE HARRISON (ジョージ・ハリスン)
ジョンとポールという、あまりにも才能に溢れた二人に隠れ、
目立たない存在たったジョージ。
「静かなビートル」とも評されたが、
子供の頃の私は何故かジョージのような存在に惹かれました。
ビートルズ解散後は活発にソロ活動を展開。
その才能を遺憾なく発揮したようです。
・33 1/3 (1976/5th/輸入LP)
好き度★★★☆☆
ビートルズ解散直後の’70年代前半が最も
活動に勢いがあったようですが、’76年発表の本作でも
メロディー・メイカーぶりを発揮。
時代的なせいか非常にタイトなサウンドで、
少しディスコ調を思わせる曲もある。
・SOMEWHERE IN ENGLAND (1981/7th/輸入LP)
好き度★★★☆☆
これまたギターやシンセの音が時代性を感じさせる。
リリースにあたりレーベルと
ゴタゴタがあったりしたようですが、
前年に射殺されたジョン・レノンへの追悼歌
「All Those Years Ago」を収録。
大ヒットちなった同曲のレコーディングには
リンゴ・スター、ポール&リンダ・マッカートニーが参加し、
話題となりました。
これで、偉大なるビートルズ、
そしてその関連の項目は終わりです。
やっぱり、これだけビートルズ好きでありながら、
その後のメンバー作が無いというのは偏りがありますよね。
まあ、どうしても聴かなきゃいけない、
とは思わないんですけど、不思議なものです。
今回、改めてポールやジョージのアルバムを聴き返して、
やっぱりとてもいいんですよ。
しかし、ビートルズが私に与えた衝撃というのは物凄く、
そのインパクトにまさるものってなかなか無いんですね。
今でも私はビートルズの強い影響のもと、
ギターを弾き、バンドのオリジナル曲を演奏しています。
もちろん、影響はビートルズからだけでは無いんですが、
きっとそれは今後もずっと続くんだと思います。
本当に久々に全アルバムを聴きましたが・・・
やっぱりスゴイ!
とりとめのない文章になってしまいましたが、
お付き合いいただきありがとうございました!
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