no.177

MOTT THE HOOPLE(モット・ザ・フープル)U.K.

まいど!
今回はモット・ザ・フープルです。

40代の後半くらいに、
“今までまともに聴いた事のないバンドのアルバムを
買ってみよう”と思い立ち、いわゆる
“グラム・ロック”と言われるものを
数枚買ってみました。

“聴いた事のない”とは言っても、
ジャンルも年代も全く馴染みのないモノを
聴こうというのではなく、
やっぱり自分の好みとそんなにかけ離れて
いないエリアを狙うワケです。

そういう事で言えば、グラム・ロックは
ハード・ロック的な味わいのあるバンドもいるが
あまり自分で買ってはいないジャンルでした。

というわけで私のコレクションとしては
割と最近のものなので聴き込んではいないのですが…

モット・ザ・フープルには後に
バッド・カンパニーに参加するギタリスト、
ミック・ラルフスが在籍していたことで
その存在は知っていた。

それほど活動期間が長いバンドではなく、
作品数も多くは無いが
私は2枚所有していますのでご紹介しましょう!

オリジナル・アルバム

・All The Young Dudes(1972/5th/国内CD)

好き度★★★★
邦題は『すべての若き野郎ども』。

リード・ヴォーカリスト、イアン・ハンターは
私は決して歌が上手いとは思わないが、
その強いカリスマ性でバンドを引っ張っていたようだ。
私の浅い知識でも、
モット・ザ・フープル=イアン・ハンターという公図は
よく目にするので間違ってはいないようだ。
彼は1939年生まれで、
ジョン・レノンやリンゴ・スターよりも年上!

そのハンターもバンド発足当時にはまだおらず、
オーディションで選ばれて参加したらしい。
デビューは1969年。

本作リリース時のメンバーは
・Ian Hunter(イアン・ハンター)vo,g,key
・Mick Ralphs(ミック・ラルフス)g,vo
・Peter Overend Watts(オヴァレンド・ワッツ)b
・Verden Allen(ヴァーデン・アレン)key
・Dale Buffin Griffin(デイル・グリフィン)ds
の5人。

基本的に、ローリング・ストーンズ的な
ロックンロールが得意みたいだけど、
結構バラエティーに富んでいる。
ギターのサウンドがgood!

外部の作者の作品も取り上げていて、
①「Sweet Jane」はルー・リードの作品。

アルバム・タイトルにもなっている
③「All the Young Dudes」はデヴィッド・ボウイの作品。
いかにもボウイらしい名曲。
ボウイは楽曲の提供に加えて
アルバムのプロデュースも申し出た。

⑧「Ready for Love」はミック・ラルフス作で、
自身のヴォーカルで演奏されている。
後にラルフスがモット・ザ・フープル脱退後に
ポール・ロジャースと組んだバッド・カンパニーの
1stでも再演された。

ラストを締めくくるハンター作⑩「Sea Diver(潜水夫)」
は短い曲だがとても美しい。

・The Hoople(1974/7th/国内CD)

好き度★★★★
邦題は『ロックンロール黄金時代』。
メンバーチェンジがあり、ギターは
Ariel Bender(アリエル・ベンダー)、
キーボードはMorgan Fisher(モーガン・フィッシャー)
となっている。

全9曲中、1曲を除いてハンターの作。
この人、歌は味の人だが
作曲者としてはかなりの才能をお持ちのようですな。
楽曲の良さが目立つ。
特に⑥「Trudi’s Song(トゥルーディのバラッド)」や
⑧「Through the Looking Glass(偽りの鏡)」
のようなバラード曲で、
魅力がよく生かされている気がします。

バンドは本作を最後にバンド名をMOTTに、
さらにBRITISH LIONSにと改名して活動を続けるが
’78年に解散。
すでに亡くなったメンバーも多いが
数度、再結成ライブを行い、
2019年にはツアーも行ったようです。

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

ABC友の会公式HP
http://abc-tomonokai.com/
 
ABC友の会公式Twitter
https://twitter.com/abc_tomonokai

おざきゆうすけン家の棚no.177 MOTT THE HOOPLE

投稿ナビゲーション