no.164

LYNYRD SKYNYRD(レーナード・スキナード)U.S.A

どもでーす!連日の猛暑ですなぁ。
世間ではパリ五輪開幕、
夏の甲子園も代表校が次々と決まってます。
そんな中お送りする164回目は
オールマン・ブラザースと並ぶサザン・ロックの雄、
レーナード・スキナードです!

…とは言え、オールマンの時にも書きましたが
私はサザン・ロックには案外疎く、
聴き始めたのも40歳を過ぎてから。
でも私の風貌からか、
他人から絶対に好きだと思われている事がある(笑)

母体となるバンドは1964年に結成されたが
デビューは’73年。
当時のメンバーは
・Ronnie Van Zant(ロニー・ヴァン・ザント)vo
・Gary Rossington(ゲイリー・ロッシントン)g
・Allen Collins(アレン・コリンズ)g
・Ed King(エド・キング)g
・Billy Powell(ビリー・パウエル)key
・Leon Wilkeson(レオン・ウィルクソン)b
・Bob Burns(ボブ・バーンズ)ds
の総勢7人。

何もよくわかっていない10代の頃、
このレーナードのおかげで
「サザン・ロック=大所帯」というイメージが
ついてしまいました(笑)

誰の目が見ても特徴的なのがギター3人体制。
トリプル・リード・ギターと、
創始者ロニー・ヴァン・ザントの渋いヴォーカルを
最大限に活かし、ブルース、カントリー等の
伝統音楽をベースにしながら
ハード・ロック風味のあるダイナミックな演奏で
人気を博した…とこんなところでしょうか。

デビューからわずか4年後、
飛行機の墜落事故によりロニー・ヴァン・ザント、
当時のギタリストのスティーヴ・ゲインズ、
他バック・コーラスとスタッフが死亡するという
悲劇に見舞われてしまい、バンドは解散。
そのあまりにも衝撃的な最後により、
なかばその存在は伝説と化した。

では、所有アルバム紹介です!

オリジナル・アルバム

・Pronounced ‘Lĕh-‘nérd ‘Skin-‘nérd(1973/1st/国内CD)

好き度★★★★
アル・クーパーのプロデュースによるデビュー作。
タイトルは、読みにくいバンド名を
発音記号で表したもの。

イメージ通りのハードなブルース・ロックが並ぶ中、
哀愁を帯びたバラードの
②「Tuesday’s Gone」が素晴らしい。

そしてもう一つ、名曲中の名曲⑧「Free Bird」も
本作に収録されている。
こちらも哀愁を帯びたスローなパートで始まり、
途中でキーボード群が加わり盛り上げる。
タイトル通り、鳥が自由に大空へ羽ばたくようだ。
そしてエンディングはテンポを上げて、
ギターソロが延々と続く有名なパートへなだれ込む。
現代のヒットチャートではまず受け入れられない
構成だろうな(笑)

この曲は、40過ぎでサザン・ロック・デビューした
私が10代の頃から唯一知っている曲でもありました。
確か’81~’82年頃、ロックの歴史を振り返る内容の
TV特番があり、その中でこの曲のライブ映像が流れたのです。
物凄い数の観客が詰めかけた昼間の
野外ライブ映像でした。

その観客の多さと、延々続くギターソロが
とても印象に残っています。

・Second Helping(1974/2nd/国内CD)

好き度★★★★
オープニングを飾る①「Sweet Home Alabama」は
シングルとしても発売され、
全米8位の大ヒット曲になった。
ギター・サウンドが素晴らしいキャッチーな曲で、
この曲の印象が強いせいか、
アルバム全体も前作よりややポップに感じる。

非常に各楽器の分離が良く、
ギターのコンビネーションを味わうのも楽しい。

コンピレーション・アルバム

・Legend(1987/国内CD)

好き度★★★☆☆
’77年の悲劇的な事故によりレーナードは解散したが、
10年後、ロニーの弟Johnny Van Zant
(ジョニー・ヴァン・ザント)をヴォーカルに据え
再結成された。

本作は再結成に合わせ、ロニー存命時の未発表曲や
シングルB面曲、既発曲のライブ音源などをまとめた
編集盤。

なぜ他のアルバムを集めず、
どちらかというとマニアックな編集盤を買っているのか?
それは、よくわかっていないから、
CDショップの棚にまとめて置いてあったのを
オリジナル・アルバムと思い込んで買った、
それだけの事なのです。

しかし編集盤といえど、⑤「Simple Man」の
ライブ・バージョン以外は曲のかぶりは無いはずなので
ファンなら持っておいて損はないと思うけど、
今のご時勢、ボックスセットとか何でも出るから
そっちで聴けるかな?

バンドは再結成後、スタジオ・アルバムや
ライブ・アルバムを発表し続けるが、
2023年、ゲイリー・ロッシントンが死去。
オリジナル・メンバーが全て亡くなってしまう。
しかしそれでもバンドは継続しているようだ。

今回はこのへんで…
お付き合いいただきありがとうございました!

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