no.159

LINDISFARNE(リンディスファーン)U.K.

まいどです!

今回はイギリスから、リンディスファーンの登場です!

イギリスに実際にあるリンディスファーン島という
島からその名を取ったバンド、リンディスファーン。
’71年、2ndアルバム『フォグ・オン・ザ・タイン』が
全英1位を獲得したこともある、
非トラッド系ブリティッシュ・フォーク・ロックの
代表格と言っていいでしょう。

非トラッド系という言葉を先ほど使ったが、
実際にそんな言葉があるわけではない。
イギリスのフォークというと、どうしても
トラディショナルな香りがするものを
想起してしまう(私はね)が、
このリンディスファーンからは
そういった香りは希薄な気がする。

しかし、このリンディスファーンから分裂して
誕生したバンド、ジャック・ザ・ラッドは
かなりトラッド色もあるので、
リンディスファーンにもそういう要素は
あった事になる。
もしかしてそれはジャック・ザ・ラッドに移った者たちと
リンディスファーンに残った者たちの
音楽性の違い、という事なのかもしれない。
まあ、想像に過ぎませんがね(笑)

名作といわれるリンディスファーンの1st、2ndを聴くと
フォーク、アコースティックというキーワードから
想像するよりずっとロックっぽい。
ドラム、ベースはかなりパワフルでグルーヴィだ。

ただ、多少のエレキギター使用を除いて
ベーシック・トラックはほぼ徹底して
アコースティック・ギターで通されていて、
これがフォークの印象を強くしているのかも。
もし、これがエレキをメインにしていたなら、
ちょっと中期ビートルズな感じにも聴こえたかも…
なんて思ったりもしました。

デビュー時のメンバーは
・Alan Hull(アラン・ハル)vo,g,key
・Simon Cowe(サイモン・カウ)g,mandolin,banjo,vo
・Ray Jackson(レイ・ジャクソン)vo,mandolin,harmonica
・Rod Clements(ロッド・クレメンツ)b,key,violin,vo
・Ray Laidlaw(レイ・レイドロー)ds
の5人で’68年の結成当時からのメンバー。

メイン・ソングライターはアラン・ハルだが
他のメンバーも曲を作るし、パートも曲によっては
色々入れ替わったりしているようです。

では所有アルバム紹介です!

・Nicely Out Of Tune(1970/1st/輸入CD)

好き度★★★★★
オープニングの①「Lady Eleanor」が全英3位という
ヒットとなり、アルバムもヒットした。

私の輸入盤CDのジャケット内側の見開き写真。
垢抜けない感じの長髪にひげ面のお兄ちゃんたちの
ステージショットだが、
この写真のイメージそのまんまのサウンド!

繊細なアコースティックギターの響きに緻密なコーラス、
それに豪放なロックンロールが混在したような作風は
非常に独特。

1stからして早くもソングライティングが冴えわたる。
ポップでどこかのんびりした、
しかし力強さもあるフォーク・ロックは名曲揃い。
トータルの収録時間も短いので一気に聴けてしまう。

・Fog on The Tyne(1971/2nd/国内CD)

好き度★★★★★
本作からも①「Meet Me On The Corner」が
シングル・カットされ全英5位に。
アルバムも全英1位に輝いた名作中の名作!

その①はメイン・ソングライターのアラン・ハルではなく
ロッド・クレメンツの作品。

ハルの曲の素晴らしさはもちろんだが、①の他にも
ヴォーカルのリヴァーブの使い方が絶妙な前半から
急にアーシーなロックへと展開する
③「Uncle Sam」はサイモン・カウの曲。
このようにイイ曲を作れるメンバーが
複数いるのもリンディスファーンの強みでしょう。

そしてメインを張るハル(ダジャレじゃありませんよ)の
珠玉の名曲群!

エンディングでコーラスがどんどん増えていく
⑤「January Song」、
サビのコーラスが見事で爽快な
⑧「Passing Ghosts」あたりが
個人的にはたまらんです!
もちろんタイトル・トラック⑩「Fog on The Tyne」
も最高!

ここで一つ思い出話を。
私がリンディスファーンを聴くようになったきっかけは、
“何も目的無くCDショップに入った”事でした。
今日は誰々の○○を買おう、とか言ったお目当ても
何もなく、ただロックの棚を端っこから見ていたら
本作のジャケットが目に留まった。
この感じ…しかもカリスマ・レーベルと来れば、
プログレじゃないか?買ってみよう!
とレジへ直行。

帰宅してプレイヤーにかけると、聴こえてきたのは
素朴なフォーク・ロックでしたが
素晴らしい出会いだった…というわけでした。

この後、3rdまで出たところで前述の通りバンドは分裂。

クレメンツ、カウ、レイドローはJack The Ladを結成。
こちらはトラディショナル・フォーク寄りの、
テクニカルな演奏も聴かせて若干のプログレ味もある
アコースティック・ロックを展開。
こちらも名バンドですよ!

一方アラン・ハルはメンバーを補充して
リンディスファーンを継続させる。

・Back And Fourth(1978/7th/輸入LP)

好き度★★★☆☆
一時分裂していたメンバーたちが復帰、
オリジナル・メンバー勢揃いで制作された復活作。

しかし’78年という時代性もあってか、
かつての作品から比べるとかなり
モダンなサウンドになったと感じる。

そんなに作曲面では変わっていないのかも知れないが、
やはりサウンドがかなり違う。
大々的にストリングスをフィーチャーしたアレンジは
まるでAORのようで、
一瞬「えっ、どうしたの?」と思ってしまった。

⑥「Kings Cross Blues」のモロ、カントリー調
(単体ではカッコイイし好きだが)、
⑦「Get Wise」のソリッドなロック・サウンドも
やや、らしくないように感じてしまいました。

私が持っているのは以上です!
…’90年代にアラン・ハルが惜しくも亡くなったが、
ロッド・クレメンツを中心に現在も
バンドは存続しているとのこと。
できるだけ長く、元気で音楽を楽しんで
いただきたいものですね!

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

ABC友の会公式HP
http://abc-tomonokai.com/
 
ABC友の会公式Twitter
https://twitter.com/abc_tomonokai

おざきゆうすけン家の棚no.159 LINDISFARNE

投稿ナビゲーション