no.160
LISA LOEB(リサ・ロ-ブ)U.S.A
どもでーす!6月になりました。
今回はアメリカの女性シンガーソングライター、
リサ・ローブの登場です!
いきなり脱線しますが、
’60~’70年代のバンドものでほとんど
埋め尽くされている私ン家の棚の中にあって、
’90年代の女性シンガーソングライターで、
しかもある程度枚数を揃えて持っているというのは
異色と言えば異色。
そんな私がリサ・ローブを聴くようになったきっかけは、
友人に1stと2ndを聴かせてもらった事による。
当時と言えば(今もだけど)、
’70年代を掘り起こす事しかしていなかったので、
友人に聴かせてもらわなければ知ることも
無かったかも知れない。
友人に感謝ですな。
さて、リサ・ローブといえばアコースティックギターと
太いフチのメガネをトレードマークに、
主に年相応の恋愛感情を文学的に綴った歌詞を
ポップでキャッチーな曲に乗せ、
伸びやかな歌声で歌う…
といったところがパブリック・イメージでしょうか。
一時は”一世を風靡した”と表現できるほど
流行った…ような気がするんだけど、気のせい?
○ィキペディアの扱いが意外に小さく、
あまりネットでの記述も多くないが・・・
しかし、当時”リサ・ローブもどき”みたいなのが
やたらと出現していた記憶があるので、
やはり相当な影響力があったのは
間違いないでしょう。
一方でサウンドに注目してみると、
これがなかなかに本格的なロック・サウンドなのです。
影響を受けたアーティストとして、
デヴィッド・ボウイ、ジミ・ヘンドリックス、
レッド・ツェッペリン、ポリス等の名を
本人が挙げているように、
そういったサウンドに慣れ親しんで来たのでしょう。
ポップでオシャレでカワイイだけではない、
ロック・スピリットを感じることが出来るのです。
では、所有アルバム紹介です!
・Tails(1995/1st/国内CD)
好き度★★★★★
リサ・ローブのデビューのきっかけは、
1994年の映画『リアリティ・バイツ』に自身の曲
「Stay」が使用され、これが大ヒットとなった。
この時、まだどのレーベルとも未契約であったという。
その後ゲフィン・レコードと契約、
その⑬「Stay」を含む本作が1stアルバムとして
リリースされた。
本作のみ、Lisa Loeb & Nine Storiesという
バンド名義でのリリースで、
固定メンバーによるバンド形式でレコーディングされた。
曲調はノリのいいものからメロウなものまで
バラエティーに富んでいるが統一感がある。
どの曲も素晴らしいが特に好きなのが
⑩「Waiting for Wednesday」。
ノリのいいポップな作品で曲自体イイのだが、
曲中で印象的に歌われる
“Waiting for wednesday”,”I don’t want to be here”,
“To show you good-bye”という歌詞を
終盤に散りばめるように連呼し、
コラージュさせたようなアレンジは圧巻!
最後のギターの余韻もいい。
・Firecracker(1997/2nd/国内CD)
好き度★★★★☆
本作からはバンド名義ではなく、
様々なミュージシャンを起用しレコーディングが進められた。
元気のいい①「I Do」からメロウな
②「Falling in Love」への自然な流れで
すぐにリサ・ローブの世界へ入り込める。
前作もそうだがストリングスの使用も
全くわざとらしさや大仰さが無い。
暗めなトーンの曲もあるが全体的には
爽やかさが残る好作品!
・Cake And Pie(2001/3rd/国内CD)
好き度★★★★☆
タイトルは本人の甘いもの好きから来ているそうです。
この翌年、本作にボーナス・トラック4曲を追加した
新装版『Hello Lisa』がリリースされた。
そのジャケットにはなんと
ハローキティが使用されている。好きなのかな?
③「Underdog」のPVにもハローキティが登場、
ギターを弾くそぶりを見せている。
いかにもヒットしそうなサビの
⑤「Someone You Should Know」もいいが
個人的お気に入りはややアーシーなロックを
思い起こさせる②「Bring Me Up」。
ほぼ全曲でアコースティックギターを本人が弾いているが、
きっとその腕前もかなりのものでしょう。
このアコギが全体の統一感を生んでいるのかも。
エレキギターは大体、参加ミュージシャンに任せているが、
何曲かでは本人もエレキを弾いている。
その本人によるエレクトリック12弦ギターが印象的な
⑨「You Don’t Know Me」。サビもイイ!
・The Way It Really is(2004/4th/輸入CD)
好き度★★★★☆
前作のオープニング・ナンバーの曲名を
アルバム・タイトルとした4作目。
…ここまで聴いてきて思ったのは、
どのアルバムも”そう大きな変化は無い”という事。
だからといってそれがワンパターンだとか、
進歩がないとか言う事では全くない。
この4作目まで、こちらが期待する通りの
“リサ・ローブの世界”が堪能できるのだと思います。
ただ、書くにあたって、あまり変化がないので
書く事がだんだん無くなって来るのですよ💦
プロの評論家とかではございませんのでね😣
ここまでの4作、大体トータルタイムが
40分前後でまとめられている。
’90年代といえば、LPからCDにフォーマットが移行し、
格段に収録可能時間が延びた事を最大限活用し、
みなこぞって70分近いアルバムをリリースしていた時代。
しかしあれ、疲れるし、
後半の方が覚えづらいんだよねぇ…
編集盤だったらそれも悪くないんだけど。
そんな時代にあってこの収録時間は
私にはちょうど良く好感が持てます。
…私が持っているのはここまで。
彼女は現在まだ56歳。
俳優、声優の仕事もしながら現在も音楽活動を継続中、
2019年には現時点での最新アルバム
『Simple Trick to Happiness』がリリースされた。
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!
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