no.127

JACK THE LAD(ジャック・ザ・ラッド)U.K.

こんにちは!
今回はジャック・ザ・ラッドです!

ジャック・ザ・ラッドについて語る前に、
イギリスの名アコースティック/フォーク・ロックバンド、
LINDISFARNE(リンディスファーン)に
触れておかねばなりません。

リンディスファーンは1968年に結成、’70年デビュー。
活動初期には全英no.1ヒットを飛ばす人気バンドでしたが
そのリンディスファーンが分裂、
片方は同バンドを存続させ、もう片方が結成した
新バンドがジャック・ザ・ラッドという訳です。

結成時のメンバーは
・Simon Cowe(サイモン・カウ)g,vo
・Billy Mitchell(ビリー・ミッチェル)vo,g
・Rod Clements(ロッド・クレメンツ)b,vo
・Ray Laidlaw(レイ・レイドロー)ds
の4人。
ミッチェル以外の3人がリンディスファーン出身。

リンディスファーンはアコースティックではあったが
トラディショナル(トラッド)色はあまり濃くは無く、
ポップなオリジナル楽曲をメインに聴かせていました。

一方、このジャック・ザ・ラッドはかなり
トラッド色を前面に出しています。
アコースティック・ギターやマンドリンの名人芸を
聴かせつつ、ハードエッジなエレキギター、
ゴリゴリのエレキベース、力強いドラムに
見事なヴォーカル・ハーモニーも楽しめる。

同じく英トラッド/フォーク・ロックの名バンド、
フェアポート・コンベンションとの共通点も
多少ありますが、
どこか緊張感が漂うフェアポートに比べて
いくぶんほのぼのとした雰囲気が
このジャック・ザ・ラッドには感じられます。

では所有アルバムです!

・The Old Straight Track(1974/2nd/輸入CD)

好き度★★★★
2作目にしてすでにメンバー交代があり、本作では
bがPhil Murray(フィル・マレー)に、新たに
Walter Fairburn(ウォルター・フェアバーン)g,violin
を加えた5人編成になりました。

全11曲中6曲がトラッドのカヴァーで、
残るオリジナル曲もトラッド風のものが多い。

カヴァー、オリジナルのどちらも素晴らしいが
中でもアルバムのトリを飾る大曲⑪「The Wurm」が格別!
プログレッシブな展開も見せ、
ブリティッシュ・ロック・バンドとしての
底力を感じさせてくれます。

私のはボーナストラック2曲が収録されているヴァージョン
ですが、この2曲がちょっとリンディスファーンの
面影が見え隠れしたりして、ちょっとニンマリ。

ジャック・ザ・ラッドは
計4枚のアルバムを発表したのち解散。
’78年にはオリジナル・メンバーで
リンディスファーンが復活しました。

ジャック・ザ・ラッドのあと3枚のアルバムは
妻が所有しており、結果ウチには全て揃っている
事になるのでした(笑)

以上!

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.127 JACK THE LAD

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