こんばんは!
いよいよ2021年もあと1ヶ月ですね。
FOCUS(フォーカス)THE NETHERLANDS
今回はオランダ出身のプログレッシブ・ロックバンド。
オランダのバンドとしてはかなり早い時期から
世界的に成功した事でも知られています。
バンドの軸となるのは、二枚看板の
・Thijs van Leer(タイス・ファン・レール)key,vo,flute
・Jan Akkerman(ヤン・アッカーマン)。
タイス・ファン・レールの流麗なキーワード・ワークと
ヨ-デル風のヴォーカルとフルート、
そしてヤン・アッカーマンの切れ味鋭い
超絶技巧ギターは聴きごたえ十分で、
かつイロモノ的なあやしさも感じさせます。
私はスタジオ・アルバムとライヴを1枚づつしか
持っていませんが、
それを聴く限りヴォーカルといっても歌詞は無く、
スキャットやヨーデル風の歌唱がほとんど。
基本的にはインスト・バンドと考えていいでしょう。
では以下、所有アルバムです!
オリジナル・アルバム
・Hamburger Concerto(1974/4th/輸入CD)
好き度★★★★☆
本作は前述の2人と、リズム隊の
・Bert Ruiter(ベルト・ルイター)b
・Colin Allen(コリン・アレン)ds
の4人で制作された。
イギリス人のコリン・アレンは本作からの参加で、
それ以前はストーン・ザ・クロウズ等で活躍。
前任者のPierre van der Linden
(ピエール・ファン・デル・リンデン)が
ジャズっぽいドラマーだったのに対し、
ゴリゴリのロック・ドラマーのアレン参加の本作は
かなりヘヴィーなサウンド。
クラシカルな①「Delitae Musicae」で幕を開け、
インスト・ハードロックの②「Harem Scarem」
へとなだれ込む展開が痛快。
そしてタイトルにもなっている
⑤「Hamburger Concerto」は20分に及ぶ大作ですが、
全く飽きさせない名曲。
風格あるイントロ、そしてレスリー・スピーカーでも
使っているのでしょうか?
ギター・サウンドがカッコイイ!
終始、見事なコード進行とメロディにあふれ、
途中珍しく歌詞のあるヴォーカルも聴かれる。
日本ではこのアルバムが一番売れたんだそうですよ。
それも納得できる一枚です!
ライヴ・アルバム
・Focus at the Rainbow(1973国内CD)
好き度★★★☆☆
フォーカス初のライブ・アルバム。
紹介の順番が前後しましたが、
『ハンバーガー…』よりもこちらの方が古く、
ドラマーはピエール・ファン・デル・リンデン。
何と言ってもインパクト大なのが
「HOCUS POCUS(悪魔の呪文)」!
結構有名だから聴いたことある!って人も多いのでは?
ハードロックなリフとヨーデル調のボーカルが
交互に登場する構成ですが、キワモノ感満載で楽しいし、
荒々しい息遣いもわざと入れたフルートも圧巻。
極めつけはメロディが付いたメンバー紹介!笑えます。
シングル・ヒットもした「シルビア」も良いですね~
イントロのコード進行なんか、よく考えつくなと思いますね。
全体的にテクニカルで、
ちょっと難しそうなコード進行の上を
リード楽器が美しいメロディを奏でる様は、
後のフュージョンをも思わせます。
しかもライブでこのハイレベルな演奏だから、すごいですね😍
では、また!