2月最初の投稿です!

超メジャーの次はマニアック!

第53回目はこちらです!

 

CELESTE(チェレステ)ITALIA

日本にはかなりの数のイタリアン・ロックバンドが
紹介されていると思いますが、
その中でもマイナーな部類に入ると思われるバンド。

しかしそんなマニアックな本アルバムも、
キングレコードのヨーロピアン・ロック・コレクション
というシリーズのおかげで、
輸入盤専門店を駆けずり回ったり、
高いプレミアを払ったりすることなく、
簡単に入手出来ました。
しかも国内盤だから日本語ライナーノーツ付き。
ありがたい事です。

チェレステは4人組ですが、
1976年に唯一のアルバムを残しました。
それがこちら。

・Celeste(1976/1st/国内CD)

好き度★★★☆☆
日本国内での売り文句として、
キング・クリムゾン風メロトロンという事が
よく言われています。
確かにメロトロンが大々的に使われている部分もありますが、
彼らの音楽はもっとずっと優しく素朴なものです。

アコースティック・ギターを基本に、
フルートやサックス等が活躍し、
美しいメロディを奏でます。

リズム隊がロックっぽいビートを刻む事は
あまり多くありません。

そんな中でも①「Principe Di Giorno(光明の統治者)」は
シンフォニック・ロック的展開を見せる佳作。

②「Favole Antiche(時代の恵み)」のイントロでの
メロトロンは、なるほどこれはモロだ(笑)

しかしながら全体の印象としては起伏にやや乏しく、
長い曲も収められてはいますが、
断片的なものをつなげたような印象で
なかなかストレートに入って来づらいように思います。

というわけでこのバンドの魅力はプログレ然とした
構成や展開よりも、
素朴で牧歌的な美しいメロディなのでしょう。

長い作品である④「Giochi Nella Notte(夜の瞳)」の
後半部分のヴォーカルにしてもそうだし、
何と言っても私のお気に入りはラストの
⑦「L`imbroglio(詐欺)」。
わずか1分8秒という小曲ですが、
ここでの少しとぼけた味わいもあるヴォーカルは最高!

アルバムの最後にこのような可愛らしい曲を
ちょこんと置く構成もいいですね。

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.53 CELESTE

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