いやいや、もう10月でございます。
早いもんですね。
さて今回は・・・
BILLY JOEL (ビリー・ジョエル) U.S.A.
今回はバンド好きの私にしては珍しく、
ピアノ弾き語り系シンガーソングライターにして
超大御所、ビリー・ジョエルです!
一口にピアノ弾き語り系と言っても、
この人は様々な側面があると思います。
幼少期からクラシック・ピアノを習い、
特にモーツァルトに親しんだというバックボーン通り、
作曲面ではクラシックっぽさが感じられますが、
それをあまり前面に押し出す事なく、
バンドによるロック・サウンドを基本に、
ロックンロール、ジャズ、フュージョンからAORに
至るまで色々な味付け、また自身の
切れ味するどいピアノ、のびやかなヴォーカルで
ビリー・ジョエル印とも言えるオリジナリティを確立。
またメロディーメイカーとしても数々の
大ヒット曲を生み出しているのは周知の事実ですね。
私としてもビリー・ジョエルが好きな音楽の
ど真ん中か?といえばそうではないのですが、
それでも「いい!」と思わせる力があると思います。
では以下、所有アルバムです!
・Piano Man (1973/2nd/国内CD)
好き度★★★★☆
不遇なデビューを経て、この2ndが出世作となった。
何と言ってもタイトル曲②「Piano Man」の
素晴らしさが目立ちますが、他も秀作揃い!
①「Travelin’ Prayer(流れ者の祈り)」の、
曲はクラシックっぽいのにカントリー風のアレンジと
テクニカルでスピーディーな演奏はとてもスリリング!
⑤「The Ballad of Billy the Kid(さすらいのビリー・ザ・キッド)」
ではオーケストラを導入してスケールの大きな演奏を聴かせる。
こういった大作風の曲は割と各アルバムにも入っていて、
プログレに通じるものも感じさせます。
⑩「Captain Jack」もまた7分越えの大作でオルガンが印象的。
ビリー・ジョエルはピアノだけでなく、
オルガン、シンセサイザー等キーボード全般を操ります。
・Streetlife Serenade (1974/3rd/国内CD)
好き度★★★☆☆
元気のいいオープニングだった前作と打って変わって、
本作は静謐な美しさの
「Streetlife Serenader(街の吟遊詩人は…)」で幕を開ける。
シングル・ヒットとなった⑥「The Entertainer」も
カントリー風味とモーグ・シンセサイザー、
終盤にかけて盛り上がるアレンジがたまらない!
そしてハイライトはわずか2分ちょっとの小曲だが
美しすぎる⑨「Souvenir」でしょう。
演奏はビリーの歌とピアノのみ。
国内盤CDに記載の訳詩も、この年齢になるとグッとくる。
全体的にやや地味な印象を受けますがこれもまた好アルバム!
・The Stranger (1977/5th/国内CD)
好き度★★★★☆
4作目は持ってなくて、この5作目。
だいぶAORっぽいアレンジが目立つようになってきました。
のっけから①「Movin’ Out」、②「The Stranger」、
③「Just the Way You Are(素顔のままで)」と
ビッグヒットが並ぶ。
③では10CC風のコーラスも聴かれます。
美しいアコースティック・サウンドの⑦「She’s Always a Woman」
も本領発揮といったところ。
ラストの曲が終わったあと、「The Stranger」の有名な
口笛が再び現れるのは心憎い演出!
またこの頃になるとバックバンドのメンバーが
常連化し始めます。
ヒット・シングルを並べ、
アルバムとしても大ヒットとなったが
以前からの大作風の曲も収録されています。
・52nd Street (1978/6th/国内CD)
好き度★★★★☆
邦題『ニューヨーク52番街』。
本作からもヒット・シングルを連発、
アルバムとしても初の全米1位になりました。
①「Big Shot」②「Honesty」③「My Life」と、
これまた冒頭からたたみかける。
この辺になると、ビリー・ジョエルは知らなくても
曲は聴いたことある、という方も多いでしょう。
また、ジャズ、フュージョン的なアレンジも
その方面のゲストを迎えて加速しています。
④「Zanzibar」に顕著ですね。
個人的には⑥「Rosalinda’s Eyes(ロザリンダの瞳)」
がとても好きです。
まさに前作からの絶好調ぶりを継続して、
より増したかのような快作!
・Glass Houses (1980/7th/国内LP)
好き度★★★☆☆
①「You May Be Right(ガラスのニューヨーク)」の
ギター中心のロック・サウンドに一瞬、
急激に変化したように感じます。
しかしこういったロック・テイストも元々
持ち合わせていた物なのでしょう。
②「Sometimes a Fantasy(真夜中のラブコール)」も、
出だし、リック・スプリングフィールドか?と
思わせるギターから続いてロカビリー風の
ヴォーカルが楽しい。
固定メンバーによるソリッドなバンド・サウンドを
前面に押し出した作品ですね。
・The Nylon Curtain (1982/8th/国内CD)
好き度★★★★☆
このアルバムからのシングル①「Allentown」が、
リアルタイムでのビリー・ジョエル原体験なのです。
「ベストヒットUSA」等の洋楽PVを流すTV番組で見て、
いい曲だな~と思った事を覚えています。
クラシカルながら力強い③「Pressure」もいいですねー
ビリーの一瞬のシャウトがたまらない。
こちらもシングルヒットしました。
シンプルなサウンドだった前作からはまたガラリと変わって、
ストリングスやホーンも導入、
④「Goodnight Saigon」のような大作も復活。
社会問題を取り上げた曲が多いらしく、
全体の雰囲気もややシリアスに感じられます。
最後にビリー・ジョエルに関する思い出を一つ。
1983年頃、当時はまだBSもCSも無い時代、
地上波のゴールデンタイムに
ビリー・ジョエルのライブが90~120分くらいの枠で
放送されたことがありました。
多分、「NY LIVE」として発売もされたやつだと思います。
しかも当時はコンパクトディスク、いわゆるCDが
商品化されて間もない頃だったと思います。
某メーカー提供で、CMがほとんどCDで
すげー売り込んでんな~と思った事をよく覚えています。
ビデオ(VHS!)録画したから今でも探せばどっかに
あると思うけど・・・その気になかなかなりません(笑)
では、
お付き合いいただきありがとうございました!
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