こんにちは!

 

殺人的暑さもようやく落ち着いてきたでしょうか。

この企画も30回目。

今回はこちら!

 

BECK, BOGERT, & APPICE (ベック・ボガート & アピス) U.S.A.

このバンドも国表記がこれでいいのか、わかりません(^^;)
3人中2人がアメリカ人なのでこうしてみました。

・Jeff Beck (ジェフ・ベック g,vo)
・Tim Bogert (ティム・ボガート b,vo)
・Carmine Appice (カーマイン・アピス ds,vo)

既に有名なミュージシャンであった3人によって結成された、
いわゆる”スーパーグループ”です。
しかし、このテの、地位も名声も確立した人たちで
結成されたバンドって、長続きしない事が多いですよね~
やっぱり全員オレ様なんでしょうか(^^;)

ヤードバーズの2代目ギタリストを経て、
ジェフ・ベック・グループを率いてきたジェフ、
ヴァニラ・ファッジのリズム隊を務めてきた
ティムとカーマイン。

 

本来は1969年にはバンド結成の構想が持ち上がってましたが、
諸事情により’72年にずれ込む。
その間、ボガート&アピスはカクタスを結成。

ようやくバンド結成が実現するも、
スタジオ・アルバム1枚、
ライヴ・アルバム1枚をのこして解散してしまう。

いずれもハードロックの名盤として名高いだけに、
早すぎる解散が惜しまれます。
私はスタジオ盤の方しか持ってないんですけどね(^^;)

実はこの3人がらみの作品ってあんまり持ってないのですよ(>_<)

ではその唯一のスタジオ作がこちら!

 

Beck, Bogert & Appice (1973/1st/輸入LP,国内CD)

好き度★★★★
自分でCDを買ったが友人からLPをもらったため
両方持っています。
LPはジャケットの紙質が麻袋のような質感。

凄腕ミュージシャン3人による最小編成バンド、
それぞれのプレイが火花を散らす内容・・・
ではあるのですが、リズム隊2人がひときわ目立っており、
ジェフ・ベックがやや控えめな印象を受けます。
ギターの音もなんか丸いし。

ティム・ボガートのブリブリしたベース、
カーマイン・アピスのヘヴィーさよりも
アタックを重視したサウンドのドラムが
縦横無尽に躍動しまくり。
突っ込んだり詰まったりしてもお構いなし(笑)。

ギターもそれなりにはじけつつも、
全体の整合感を出す役割も担っているように感じます。

 

ヴォーカルは3人で分担しています。
普段あまり歌うことが多くないジェフも
①「Black Cat Moan」で歌っています。

何と言ってもカッコイイのが②「Lady」。
静と動、押しと引きの対比が見事。
ヴォーカル・ハーモニーも素晴らしく、
ハードロックのマスターピースに仕上がっています。

スティーヴィー・ワンダー作の④「Superstition(迷信)」、
⑦「Lose Myself With You(君に首ったけ)」等、
ファンキーな曲もあるがやはりそのノリは
ハードロックそのもので、あまり黒っぽくなり過ぎない。

⑤「Sweet Sweet Surrender」、⑨「I’m So Proud」
といったバラードも散りばめられ、
なかなかの良作アルバムだと思いますが、
このスタジオ盤を上回るテンションのライヴ・アルバム
『live in japan』を残してあっさり解散。

活動期間はほんのわずかでしたが、
一瞬、強く光り輝いたベック・ボガート & アピスでした。

ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!
 

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おざきゆうすけン家の棚no.30 BECK, BOGERT & APPICE

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