こんにちは!

 

ついに関東も梅雨入り。

コロナ対策に熱中症対策、大雨にも警戒で

心休まるときがありませんが、

なんとか息抜きもしないと持ちませんよね。

何とか乗り切っていきたいですね!

 

さて第22回は・・・

 

BACHMAN-TURNER OVERDRIVE
(バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ) CANADA

ウイキペディアによれば、
「American Woman」のヒットで知られるカナダのバンド、
THE GUESS WHOのg,voだったRandy Bachmanが同バンド脱退後、
元同僚や弟と結成したブレイヴ・ベルトが母体で、
その後Tim(g,vo)、Rob(ds)のBachman三兄弟と
C.F.Turner(b,vo)という布陣になったところで
バンド名をメンバーの名前からとって
BACHMAN-TURNER OVERDRIVEとした、という事です。

このバンド、実は相当売れていて、アルバム、シングル共に
全米1位を獲ったことがあるほか、
数々のヒット作を持っているのですが、
日本ではあまり人気が無かったのでしょうか。

私も、その存在はかなり早くから知っていましたが、
最も聴きたい、買いたい意欲が強い10代後半~30代の頃、
年で言うと1985~2010年あたり、
国内盤がほとんど出ていなかったような気がします。
自分があまり積極的でなかっただけかも知れませんけど(笑)

余談ですが40代も後半になってくると自分のバンド、
ABC友の会の活動が充実かつ忙しく、
聴きたい・買いたい意欲が以前ほどじゃなくなってくるんですよね。

そんな訳で、かなり最近になってから中古レコードで
2枚ほど手に入れました。

・・・まあ、何て言うんでしょうね、
もちろん褒め言葉としてあえて言うんですが、
「ダサい」です(ゴメンナサイ!)

一般にハードロック・バンドとして認識されてると思うんですが、
なんかあと一歩、ハードロックになり切れていないような。
垢抜けない、もっさりした演奏。
そして見た目も誰一人カッコ良くない(笑)

その反面、独特のポップ・センスやフォークっぽさが
スタイルとして完成されていないハードロック・サウンドと融合し、
なかなか個性的で味わい深いものがあります。

では所有アルバムはこちら!

・BACHMAN-TURNER OVERDRIVE Ⅱ (1973/2nd/輸入LP)
好き度★★★★
ジャケット写真を見ると、上段の2人がそっくりなんだけど、
ここだけ兄弟じゃないらしい(笑)

それはさておき、最初に聴いてガツンとくるのでなく、
じわじわくるタイプのアルバム。
よく聴くとだんだん良くなってくる。
drのRob Bachman以外の3人が持ち回りで
リード・ヴォーカルを担当しています。

①「Blown」どうやらこのタイプの曲がBTO(と略します)は
お得意のようです。
ギターのクリーンサウンドによる、飛翔感あるカッティング。
周囲をディストーション・サウンドのギターで埋めてはいるが
基本はこのクリーンのカッティング。

②「Welcome Home」はジャズっぽいポップ・センスを見せつつ、
急にヘヴィーなギターリフが入ってきたり、面白いです。
エンディングがカッコいい~

③「Stonegates」はC.F.Turnerの作で、voも本人。
声がC.C.R.のJohn Fogertyっぽい?
牧歌的なサビが印象的。

聴き進んでいくと、どうやらハードロック調の曲ほど、
やや垢抜けない感じを受ける気がします。
まあこれもこの方たちの特徴の一つなんだと思います。

ラスト⑧「Takin’ Care of Business」はシングルカットされ、
日本では「仕事に御用心」という邦題がついており、
全米12位の大ヒットとなった。
何というかフツーのロックンロールなんだけどね。
これは私も昔から知ってました。

噛めば噛むほど味の出るスルメのような好作品です!

・NOT FRAGILE (1974/3rd/国内LP)


好き度★★★★
ギターのTim Bachmanが脱退、Blair Thorntonに交代して
リリースされた3作目。邦題として
『驚異のロックン・ロール・マシーン ノット・フラジャイル』
というタイトルがついていました。
ギタリストの交代によって、Randy Bachmanとの
ツイン・リード色が強くなっています。

超ヘヴィーな①「Not Fragile」から始まり、
ミディテンポ、アップテンポと聴かせるが
何と言っても④「You Ain’t Seen Nothing Yet」です。
米1位、英2位のビッグヒット・シングルとなったこの曲は、
BTOお得意の飛翔感あるギターのカッティングに、
やや突っかかり気味でコミカルな味もあるヴォーカル、
キャッチーかつヘヴィーなサビのリフ。
4分に満たない短い曲ですが聴きどころ満載の名曲!
しかし、邦題が『恋のめまい』とは・・・(^_^;)
 

その他、インストゥルメンタル面が強化されたことを示す
⑤「Free Wheelin’」、
非常に大きなスケール感で迫る⑥「Sledgehammer」、
ライブで盛り上がりそうなスピード感ある
(ちょっと意外な感もある)ラストの⑨「Givin’ It All Away」と
前作同様噛むほど味の出るサウンドが展開するが、
バンド全体としてはスケールアップしている事がわかります。
アルバムとしても全米1位となりました。

私はこの2枚しか持っていないので以上となりますが、
バンドは’79年に解散、その後数度の再結成もしたようです。

では、お付き合いいただきありがとうございました!
 
ABC友の会公式HP
http://abc-tomonokai.com/
 
ABC友の会公式Twitter
https://twitter.com/abc_tomonokai

おざきゆうすけン家の棚no.22

投稿ナビゲーション