こんにちは!
シルバーウィーク、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
約1ヵ月ぶりの更新です。
この秋、続々とABC友の会LIVEも決まっています。
是非足をお運びください!

今回は現在ABCで使用しているエフェクターを紹介します。
1.マーシャル・ドライブマスター

その名の通りオーバードライブです。
4~5年ほど前、知人から譲り受けたもの。
その方はイギリスで買ってきたらしいです。
全く素性がわからないのでちょっとネットで調べてみたら、
’90年代のもので、今は生産していないらしい。
マーシャルの歪み系エフェクターといえば
ガバナーが有名ですけどね。
結構大きくて重たいです。

2.XOTIC EP booster

これも3年程前(2012年くらいか)購入したもの。
ブースターです。
ギターソロ等で音量を上げたい時に使用します。
これは超ちっちゃい!ツマミも1コでシンプル。
2つ並べるとこんな感じ。

現在、使用しているのは最大でこの2つ。
『最大で』というのがミソで、アンプ紹介の時に書いた通り、
自分のアンプ、マーシャルJCM2000 TSL100(3ch)を使う時は
アンプだけで3種の音色・音量、つまり
・バッキング用クリーン
・バッキング用オーバードライブ
・ソロ用オーバードライブ、音量UP

を設定できるのでエフェクターは使いません。

JCM900 4100やJCM2000 DSLのように
2ch切り替え可能なアンプの場合は、アンプのクリーンchに
1.マーシャル・ドライブマスターをかまして
・バッキング用クリーン
・バッキング用オーバードライブ

をカバーして、ドライブchを
・ソロ用オーバードライブ、音量UP
に充てます。
(この場合、ドライブchでも1.のon/offによって
ニュアンスの違いが出せます。onにすれば
凶悪な歪みになりますし、コンプレッサー効果も出ます)

さらにJCM800のようにそもそもch切り替えが無く、
1つの音色しか作れないアンプの場合は、
アンプの設定はクリーンで、
・バッキング用クリーン、
1.マーシャル・ドライブマスターをonで
・バッキング用オーバードライブ
1.と2.XOTIC EP boosterを両方onで
・ソロ用オーバードライブ、音量UP
としています。
(この場合は、1.offで2.on、つまりクリーンで
音量UPという選択も出来ます。)

さて、この1.を知人からいただいて使用した時、
私は目が覚めましたね。
「安物のエフェクターはダメだ」と。
それまで私は、国内メーカーの、
30年以上前に購入したディストーションを
歪み系として使っていました。
20代の頃はハードロックバンドをやっていて、
アンプの設定で歪ませておいて、
もっと歪みを足したい時にディストーションを踏む、
という使い方をしていました。
その使い方では、そのディスト-ションは音色に変化がなく、
歪みだけが足されるといった印象でとても好きでした。
だからその商品はいいものだ、と思っていたのです。
しかし時は流れバンドも変わり、
基本のサウンドがクリーンになった時、
マーシャルのクリーンにそのディストーションを踏んでも
全然いい音がしなかったのです。
音ヤセやツブレがひどく、とてもマーシャルを
使っているとは思えない音でした。
しかし他にも、もらいものの安い国産歪み系エフェクターを
いくつか持っていたせいか、はたまたケチな性分が災いしてか、
今あるもので済ますクセがついており、
なかなかお金をかけていいエフェクターを買おう、
という発想に至りませんでした。

そこに突然いただける事になった1.のおかげで、
「エフェクターも値段相応」という事に気づいたわけです。
そりゃそうですわな。ギターだってアンプだって
いいものでいい音を出して来たんですから。
そのサウンドはまさにマーシャルの歪み!
それまで何だかな~イマイチだな~と思いながら
プレイしていたのがアホみたいでした。
気にしなければ、イマイチな音でもプレイは出来ます。
見たくないものは見なければいいんですから。
しかし一度いい音が出せてしまえば、もう無視できません。
そこで、今度はブースターです。

それまでは、ブースターも「今あるもの」で済ましていました。
つまり、もらいものの安物歪み系や、
中古で買ったやっぱり安物のイコライザー、コンプレッサー
等をブースター代わりに使っていました。
音色の変化はさせずLEVELツマミをいっぱいに上げる使い方です。
しかし。
・ブーストさせたいのは大抵ソロの時。
・ソロ時は大抵音を歪ませている。
すでに歪んでいる音をさらにブーストさせる
というのはとても難しいのです。
ほとんどの場合、歪みが増すだけだったり、ツブれたりして、
「上がった・・・のかな?上がったかもしんない」
程度の効果しか得られませんでした。

そこに1.をいただいたおかげで、
「いい音を求めるならばそれなりの代価は必要」を再認識し、
よし、今度は金に糸目をつけずにいいブースターを買おう!
とギターを持って楽器店に行き、数あるブースターの中から
1時間以上かけて2.を選びました。
幸いそんなにバカ高くはなく、むしろ手頃なお値段。
ブースト専用機というのは初めて買ったんですが、
(というか、私がギターを弾けるようになってきて
エフェクターを買い揃え始めた30年前には、
ブースト専用機ってあまり無かった気がする)
効くわ効くわ。ガツン!と音量UPしますし、
音ヤセも無くパワフルに前に出てくれます。
やっぱり専用機、しかもいいやつはこんなに効くんだ、
と感動しましたよ。

さあ、これで自分の出したい音は揃った!
・・・ん、待てよ?
このエフェクターふたつで済むんなら、
アンプヘッドJCM2000はいらなかったんじゃね?
元々持ってたJCM800でよくね?
という事に気づいてしまいました!\(^o^)/(T_T)

でもでも、仕方ないんです!
発想がアンプの方が先だったんですから(笑)
A.このバンドには新しいアンプが必要
B.でもライブハウスにマーシャルがあるなら
 自分の持って行くのは面倒
C.じゃあエフェクターを揃えよう

という順番だったんです。
それに800は調子が悪く、時々ザラザラというノイズと共に、
音が小さくなる症状を起こしていました。
修理に出して一万円払ったのに治ってなくて
ケチがついてしまったところでもありました。

この事実に気付いたからといって、
じゃあ2000は売ってしまおう、とは思いません。
持って行くのは大変ですが、コレを使う時は
エフェクター無しなのでギターから直でプラグイン!
セッティングも超楽で早いですからね。

長文最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
まだまだシリーズは続きます!

ギター尾崎の使用機材⑭と音作りについて

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