g おざき

どうもお久しぶりです。

ただいまABC友の会は3rdアルバムのレコーディング中です。
その中で感じた事なんですが、タイトル通り、
一音もミスらず弾くってホントに難しいのです!

過去、1stと2ndでは、全体のグルーヴを重視し、
ギターソロを含めてメンバー全員で一発録りしている
曲が多いのですが、今回はソロについては
後録り方式を採用しました。
基本的にバッキング・トラックはドラムとベースが
納得できるテイクが録れればOK、
ギターが失敗しても後録りとすることで
作業の効率化を図ったものです。

そこで後でじっくりとギターソロに取り組むわけですが、
一音たりとも、ほんのわずかなミスもなく完璧に
弾き切る事のなんと難しいことか。
自分で考えて、しかもライブや練習でいつも
弾いているフレーズなのに。

しかし、数十秒ほど(時に数分)のソロのフレーズの中で、
一音だけピッキングが弱かった、とか、
タイミングがちょっとだけずれた、
チョーキングが上がりきってなかった、等のことは
結構ちょくちょくあることで、要は
自分がいかにちゃんと弾けてないかが
レコーディングであらわにされるわけです。

ライブ時でもそうなのですが、
ライブはリアルタイムに演奏がどんどん進行していくので、
細かいミスなどは気付かないし、
気付いたとしてもすぐに過ぎ去ってしまうので
ほとんど気にならないものです。

CDなどの音源の場合は、
見た目が無いので音に集中する、
何度も同じ演奏が流れることを考えると、
演奏した側としてはわずかなミスでもとても気になります。
なので今回は納得いくまで何度もやり直しました。
しかもマルチトラック・レコーディングですから、
成功した部分は活かし、失敗したところから
再開して前の部分とつなげるという技も使えます。
実際、そうして完成したソロもありますが、
どこがつなぎ目かはきっとわからないと思います。

なんとなくインチキっぽいですが、そんな事はありません!
CDは、こちらが意図した曲を完璧に再現するためのもの。
ライブは、より攻めたプレイや、
今しかないその場だけのマジックやエネルギーを
生み出すものだと思います。
CDを聴いたりライブを観たりするたびに、
「ああ、聴いて、観て良かった!」と
思っていただけるように心掛けています。

乞うご期待です!

一音もミスらず弾くって至難の業。

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