no.130

JEFFERSON AIRPLANE

(ジェファーソン・エアプレイン)U.S.A.

どーもー!
今回はジェファーソン・エアプレインです。
ジェファーソン・スターシップ及びスターシップとは
一応分けてご紹介しましょうかね。

ジェファーソン・エアプレインは’60年代半ばから活動する、
ロック史上重要な存在。

サイケデリック・ムーブメントの中心的存在で、
ウェストコースト・ロックの源流と見る向きもある。
また、反体制的、政治的なメッセージを込めた歌詞が
多い事でも知られています。

バンドの創始者はR&R、R&B畑出身のヴォーカリスト、
マーティ・バリンとフォーク出身の
ヴォーカリスト/ギタリスト、ポール・カントナー。

音楽性は、長い活動期間の中でその時々で変わりますが
初期エアプレイン時代は
フォーク、R&R、R&B、サイケに

英国ビート・バンドからの影響、
といったところでしょうか。

私自身はジェファーソン・スターシップ時代の
’80年代に初めて耳にして、
「有名みたいだから遡って何枚か聴いてみるか」
くらいのスタンスでした。

その後バンド名からジェファーソンが取れて
単にスターシップとなってからは何曲か
ビッグヒット・シングルを飛ばして
洋楽番組を賑わしていましたね。

では所有アルバムです!

・Surrealistic Pillow(1967/2nd/国内CD)

好き度★★★☆☆
②「Somebody to Love(あなただけを)」の
ビッグヒットを含む2ndアルバム。

本作リリース時のメンバーは
・Marty Balin(マーティ・バリン)vo,g
・Grace Slick(グレース・スリック)vo,key
・Paul Kantner(ポール・カントナー)g,vo
・Jorma Kaukonen(ヨーマ・カウコネン)g
・Jack Casady(ジャック・キャサディ)b
・Spencer Dryden(スペンサー・ドライデン)ds

バンドのアイコン的存在となる女性ヴォーカリスト、
グレース・スリックは本作からの参加。
ドラマーもすでに交代して2代目となっているもよう。

前述したようにここではフォーク、R&R、R&B、サイケ
といった音楽性で、演奏は非常にシンプル。
男性のバリン、女性のスリックからなる
ツイン・ヴォーカル・スタイルに、
名ギタリスト、ヨーマ・カウコネンの
非常にキレのいいギターが聴きごたえがあります。

そのカウコネンによるアコースティック・ギター・ソロの
⑨「Embryonic Journey(旅する前に)」が絶品!

・Volunteers(1969/5th/国内CD)

好き度★★★★★

オープニングの①「We Can Be Together」で
非常に印象的なのが、
3声(或いはそれ以上?)のコーラスを非常に多用している点。
歌えるメンバーがたくさんいるので
確かにそれは強力な武器になりえますが
『Surrealistic~』ではそれ程でも無かったので
これも進化でしょうか。

このコーラス、計算され尽くした完璧なハモり、
というのとはちょっと違う。
かと言って、めいめいが好き勝手に違う旋律を
歌っているというのでもない。
形容し難いんですが、なんかフリーダムな感じ・・・?

テキトーにフリーダムと書きましたが、
この音、そして声から何となく感じ取ったその言葉は
このバンドが持つ姿勢と無関係ではないのかも知れません。
希望に満ちたような曲調との相性も◎。

①の続編のような⑩「Volunteers」でも同じような
コーラスが聴けるし、この印象的なコーラスは
以後バンド名が変わって以降も長きにわたって
受け継がれていく事になります。

楽曲も、『Surrealistic~』ではとてもシンプルでしたが、
ここでは非常に多様化し、
聴きごたえのある曲が増えています。

アーシーなアメリカン・ロックといった感じの
②「Good Shepherd」、
エンディングで延々と続くツイン・リードが素晴らしい
④「Hey Fredrick」、
ドラマティックな展開の⑦「Eskimo Blue Day」等々、
聴きどころいっぱい。

⑥「Wooden Ships」はカントナーと、
CS&Nのデヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス
との共作で、CS&Nのアルバムにも収録されていた曲。
人脈の広さもうかがわせます。

ひとまずここで一旦切ります!
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.130 JEFFERSON AIRPLANE

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