GENESIS(ジェネシス)U.K.

長かったジェネシスの章もいよいよこれで終わり!
メンバーのソロ作を紹介します。

PETER GABRIEL

・Plays Live(1983/国内CD)

好き度★★★★
名作ライヴとの評判が高く、また
ソロ・アルバムの1st~4thまでのベスト的側面も
あると思って買いました。

ポップさもあるが、ワールド・ミュージックや
アンビエント・ミュージックへの傾倒も感じられます。
ワールド・ミュージックを自身の音楽に
取り入れるだけでなく、
広く一般に紹介することにも尽力した人ですしね。

CD2枚組のボリュームですが、なかでも
disc-1①「The Rhythm of the Heat」と
disc-2⑧「Biko」が目を引く。

「The Rhythm of the Heat」は、1曲目から
いきなりドロドロの暗黒な曲調的で、
いいね、さすがピーガブ!と思わせてくれる。

「Biko」は南アフリカのアパルトヘイト抵抗運動活動家、
スティーヴン・ビコを歌った曲で、
人権問題にも積極的に取り組んだピーターの
一つの側面をあらわしたもの。
バグパイプのフレーズがとても印象的です。

この後、’86年のアルバム『So』が
世界的に大ヒット、
「大人のロック」の代表格のような存在になっていきます。

・Us(1992/6th/国内CD)

好き度★★★★
その『So』から6年後リリースの通算6作目。

非常に内省的な印象を受ける作品。
静かな緊張感に満ち溢れています。
やはりワールド・ミュージック的なリズムや、
あえて抑揚をつけない反復的なリズムが
そこかしこに感じられます。

しかしメロディーはとても美しく、
あまり表立ってはいないものの、
しっかりとポップさも併せ持っています。
③「Blood Of Eden」などは絶品!
ちなみに同曲はシネイド・オコナーとの共演。

前作からの大ヒット「Sledgehammer」を思わせる
④「Steam」もイイ。

PHIL COLLINS

・Face Value(1981/1st/国内CD)

好き度★★★★
フィル・コリンズのソロ第1作。
邦題は『夜の囁き』。
リズムマシンやホーン・セクションの導入など、
同時期にジェネシスでやっていた事と共通点がある。
プロデューサーも、当時のジェネシスを手掛けていた
ヒュー・パジャム。

ジェネシスの『Duke』収録の
③「Behind the Lines」の再演と、
ビートルズのカヴァー、「Tomorrow Never Knows」
以外はすべて自身のオリジナル、
もちろんドラムも自分でプレイ。

ピーター同様、さまざまな音楽を取り入れながら、
あくまでもポップさを前面に押し出しているのが
フィル・コリンズらしいところ。

ポップさだけでなく、⑤「Droned」~
⑥「Hand in Hand」といったインスト曲で
渋いカッコ良さも見せます。
⑥のドラムはさすが!

STEVE HACKETT

・Voyage of the Acolyte(1975/1st/国内LP)

好き度★★★★★
邦題は『侍祭の旅』。
ジェネシス在籍中にリリースされた初ソロ作。
このアルバムを聴くと、ジェネシスの
幻想的、また叙情的な部分をかなりの割合で
スティーヴ・ハケットが担っていたんだな、
という事がよくわかる1枚。
そっくりそのまま、ジェネシスのアルバムだと
言われても違和感は無いでしょう。

もちろん、ジェネシスからマイク・ラザフォード、
フィル・コリンズが(ヴォーカル含め)参加しているので
サウンド的にもそっちに寄る、
という事もあるにせよ、です。

当時の奥様である画家、キム・プアーによる
ファンタジックなアートワークも良いです。
各曲にはタロットカードにまつわるタイトルが
付けられています。

フィル・コリンズのヴォーカルが光る
⑥「Star of Sirius」、
サリー・オールドフィールドがヴォーカルで参加した、
息が止まりそうなほど美しい
⑧「Shadow of the Hierophant」など
プログレッシブ・ロック・アルバムとして
聴きごたえ十分の一枚です。

・Please Don’t Touch!(1978/2nd/輸入LP)

好き度★★★★
ソロ2作目はジェネシス脱退後にリリースされました。
本作ではリッチー・ヘブンス、ランディ・クロフォード、
チェスター・トンプソンといった
アフリカ系アメリカ人や、
アメリカン・プログレ・ハードの雄、
カンサスのスティーヴ・ウォルシュ、フィル・イハート等、
多彩なゲスト陣で多様性あるロックを展開。

前作そして本作を聴くと、リード・ギタリストが
ソロ作で思う存分ギターを弾きまくる、
といった印象は皆無で、あくまでも曲重視。
きっとこの人は「バンド」がやりたいんだろうな、
という気がしてきます。

この後には、バンド形式で、
ヴォーカルもほとんど自身が歌うアルバムを制作します。

・Genesis Revisited(1996/12th/国内CD)

好き度★★★★
邦題は『新約創世記』
ソロ作としては12番目という事になるのかな?
タイトルの通り、ジェネシスのセルフ・カヴァー集。
ビル・ブラッフォード、ジョン・ウェットン等、
豪華ゲスト陣が参加。

いくつかの曲では新解釈なのか、
原曲とは大幅に異なるアレンジが施されていて、
これは好みが別れるところかと。

実は私はこれの続編から聴いてしまったので、
後追いで聴いた本作はちょっとだけイマイチでした・・・

・Genesis Revisited II(2012/23th?/国内CD)

好き度★★★★★
前作から16年を経てリリースされた続編。
本作も当世のプログレ系(それ以外も)
豪華ゲスト陣が多数参加。

前作と違い、ほぼ原曲通りのアレンジで演奏されており、
新たに加えられた要素も原曲のイメージを
変えるものではありません。

言ってみれば超豪華コピーバンド状態?
ならオリジナル音源を聴けばいいじゃん、という
考えが浮かばない事もないが、
現代の高音質で、当世の手練れミュージシャンによる
極上の演奏でかつての名曲群を蘇らせる意義は
けして小さくないと思います。

そしてスティーヴ本人のギターも、ジェネシス時代より
遥かに進歩したものであるでしょうし
(私ごときが言える事じゃありませんけど!)

選曲も、ジェネシスのファンが聴きたい曲ばかり。
まさに痒い所に手が届きまくる内容です。

数曲では自身のソロからの再演もあります。

本作発表に伴うツアーで来日した際、
私も観に行きましたが、
それはもう素晴らしいライヴでした。

今年7月の来日では、ジェネシス’77年の名作ライヴ
『セカンズ・アウト』完全再現をやるらしい。
楽しみすぎる!

以上です!!!!

ではでは、本企画最大の長丁場、
お付き合いいただきありがとうございました!

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おざきゆうすけン家の棚no.102 GENESIS その⑥

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