一年延期で開催の東京オリンピック2020大会も
早いもので今日が最終日。
今日はこちらです!
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
(エレクトリック・ライト・オーケストラ)U.K.
通称「ELO」。
ウィキペディアによると、
1970年代のアメリカで最も多くのビルボードtop40入りの
ヒット曲を放った、とされているほどの人気バンド。
私としては聴き始めたのは比較的遅く、
「まあ有名だし何枚か聴いてみるか」くらいの
つもりで買ったのですが、なるほど、
聴き覚えのある曲がいっぱいでした!
ELOは、The Move(ザ・ムーブ)を前身とし、
中心となったのは
・Roy Wood(ロイ・ウッド)g,vo他
・Jeff Lynne(ジェフ・リン)g,vo他
・Bev Bevan(ベヴ・ベヴァン)ds
の三人。
他にキーボード・プレイヤーと、
このバンド最大の特徴、ストリングス・プレイヤーを
正式メンバーとして内包した。
その入れ替わりは激しいので全部は書きませんが(^^;)
ロイ・ウッドは2作目制作途中で脱退、
以降はジェフ・リンがほぼ全権を握るようになります。
私はそれ以降のアルバムしか持っていませんが、
このジェフ・リンの稀代のメロディ・メーカーとしての
才能が光ります。
しかも、そのメロディや曲調からは
深い深いビートルズ愛が感じられます。
ヴォーカル・スタイルも、ビートルズの
メンバーの歌い方を真似ているのかな?
と思わせるところがあり、
特にジョージ・ハリスンとは共通点があると思います。
余談ですがこの人、
’88年にはジョージ・ハリスン、トム・ペティ、
ボブ・ディラン、ロイ・オービソンと覆面バンド、
トラヴェリング・ウィルベリーズを結成するんですが、
ロイ・オービソン以外は全員、
ヴォーカルに近いものがあるなーと思った事があります。
また、クラシカルなストリングス・アレンジは
プログレにも通じるものがあり、
楽曲をドラマティックに盛り上げます。
では以下、所有アルバムです!
・Eldorado(1974/4th/国内CD)
好き度★★★★☆
本作よりストリングス・アレンジャーを迎え、
本物のオーケストラを導入するようになり、
バンドメンバーのストリングス・プレイヤーの
比重が薄くなり始める。
その傾向はアルバムごとに強まり、
後にはバンドからストリングス・プレイヤーは
外される事になるのですが・・・
楽曲の充実度はさすが。
②「Can’t Get It Out Of My Head(見果てぬ想い)」
の美しさは格別!
⑥「Mister Kingdom(偉大なる支配者)」も
美しさとヘヴィさを兼ね備えたロック・ナンバー。
ジェフのヴォーカルがジョン・レノンを思わせるが、
アルバムを通してビートルズ風のみならず、
様々な声色を使い分け、何人ものヴォーカリストが
いるように思わせます。
あと特徴的なのが、ベヴ・ベヴァンのドラム・サウンド。
非常にチューニングが緩そうな音で、
しかもかなり遠めな音像でレコーディングされています。
しかし埋もれてはおらず、
オーケストラを含んだ全体像と
とてもマッチしています。
・A New World Record(1976/6th/国内CD)
好き度★★★★☆
邦題は『オーロラの救世主』。
本作からも多くのシングル・ヒットが生まれました。
全編、ジェフ・リンの類い稀なポップセンスによる
メロディ、ギターに彩られ、
オーケストラによる豪華な装飾がなされています。
しかしジェフ・リンのヴォーカル、ギターって
かなりのものだと思うんですが、
意外とそんなに強い印象は残らないんですよね。
不思議。
・Discovery(1979/8th/国内LP)
好き度★★★★☆
全英1位、全米5位の大ヒットアルバム。
なんでも、本作からシングル・カットされていないのは
1曲だけなんだそうです。
しかもアルバムは売れに売れました。
どうりで、このアルバムを聴いたとき、
ほとんどが聴いたことがある曲でした。
時代を反映してかディスコ調の曲が増え、
特にドラムはタイトなサウンドになりました。
・Xanadu(1980/9th/輸入LP)
好き度★★☆☆☆
同名映画のサントラ盤で、
オリビア・ニュートン=ジョンとLPの片面ずつを
分け合うかたちでリリースされた。
近所の中古盤屋で300円で売ってたので買ってみたけど
あんまり面白くなかった(>_<)ゴメン!
タイトル曲はいいんだけどね。
・Time(1981/10th/輸入CD)
好き度★★★★☆
これまた全編ジェフ・リン節が炸裂の良作POPアルバム。
①「Twilight」はTVドラマ『電車男』はじめ、
よくテレビで使用されるため、
知っている人も多いかと思います。
キャッチーなイントロのシンセサイザー、
ヴォーカルのメロディ、
「確実に売れる歌」ってところでしょうか。
⑪「21st Century Man」も素晴らしい。
しかしこの頃になるとストリングス・プレイヤーは解雇し、
シンセサイザーを大々的に使用しており、
ELOの良さがなくなってしまったと
感じる人も多いようです。
曲自体はとてもいいんですけどね。
以上です!
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!
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