こんにちは!
 
こんな趣味に走って好き勝手に書いてるブログに
いいね!して下さる心の広い方も
この世の中にはいらっしゃるんですね。
本当にありがとうございます!
さて前回と打って変わって今回は超メジャー!
AEROSMITH(エアロスミス) U.S.A.

小6でAC/DCに衝撃を受けてハード・ロックに目覚めた
私としてはAEROSMITHを聴き始めたのは16~17才頃と
やや遅く、同級生に勧められたのがきっかけ。
ややブリティッシュに好みが偏っていた当時、
初めて聴いた『ROCKS』で体験したことのない
カッコよさにまたまた衝撃を受けてしまいました。
当時はちょっと人気が下降気味だったのですが
その後’80年代終わり頃からはビッグヒットを連発し、
知名度が格段に上がりました。
特に、ハード・ロックというジャンルにいながら、
ロックファンのみならず広く一般にも浸透したという
実績には凄みがあると思います。

AEROSMITHに私が持つ感想は主に以下の4つです。
1.意外に複雑な構成の曲が多い
2.Steven Tylerの絶妙な一人ハモリ
3.ギターソロの印象が薄い
4.複数の優れたソングライターを擁する

1.は特に3rdアルバム以降に顕著ですが、
代表的「Toys in the Attic」を例に挙げてみると、
イントロの後にいきなりコーラスパート(これはBメロか?)
が来るんですが、ここのコード進行が複雑。
ギターソロでは転調して唐突にAメロに戻る。
4thアルバム収録の「Rats in the Cellar」も、
Aメロ→Bメロときてサビで急に転調する。
エンディングにはハーモニカソロを配するが
このパートもここにしか出てこない独立したもの。

AEROSMITHといえばストレートでハードな
ロックンロールバンドというイメージが強いのですが、
けっこう凝った作りの曲が少なくありません。
それでもイメージを壊す事なくエアロらしく
仕上げているのが凄いところ。

2.は私が勝手にそう思っているのですが、
2声のハーモニーは大概、両方ともStevenの声に聴こえます。
これがまた上手いんですよね~
ずっと平行でハモってて、次の小説のアタマで
コードが変わるという直前に、
2声のうち片方だけ変化させて次への布石を打つ。
または、再び「Rats in the Cellar」を例に挙げると
サビでハモるがコードが変わっても下のパートだけ
変化させず、テンション感を醸し出す。
非常に印象的なんですよね。

3.は私だけかも知れませんが、エアロを聴いてて
ギターソロに耳を奪われるような事があまりありません。
ハード・ロックという、ギタリストが活躍する事が多い
ジャンルにおいても、です。
Joe Perryはフロントマンだしギターヒーローっぽいんですが
それでも印象は薄め。でも決してマイナス要素ではなく、
ソロよりも曲の良さ、バンド全体の勢いやグルーヴの方に
つい耳が行ってしまうという事なんでしょう。
ただ、音は非常にカッコいいです!
因みに両ギタリスト共ソロを弾きますが
2人でハモる事は少ないようです。

4.Steven Tyler、Joe Perryが最も多くの作曲に関わっていますが
数あるヒット曲を並べてみると実は他のメンバーも
かなり関わっています。
個性の違う作者の作品を上手くエアロ流に仕上げる
技術もさすがです!

では所有アルバムリストに行ってみましょう!
オリジナル・アルバム
・AEROSMITH(1973/1st/国内CD)

好き度★★★☆☆
邦題『野獣生誕』。これと2ndは、入手したのが去年で
私自身の聴き込みが足りていませんが、
バンドの一番いい時期のものから先に
聴いてしまっているので、比べるとどうしても分が悪い(^^;)
全く悪くはないけど、やっぱり後のアルバムの方がいいよね。
デビュー時のメンバーは
vo,key,harmonica.Steven Tyler
g.Joe Perry
g.Brad Whitford
b.Tom Hamilton
ds.Joey Kramer。
一時期、2人のギタリストが抜けていた時もありますが、
それ以外ほぼ不動のメンバー。
この頃はStevenの独特のしゃがれ声はまだそれほどでもなく、
後に比べるとやや太い声質に感じます。

・GET YOUR WINGS(1974/2nd/国内CD)

好き度★★★☆☆
邦題『飛べ!エアロスミス』

・TOYS IN THE ATTIC(1975/3rd/国内LP)

好き度★★★★
邦題『闇夜のヘヴィ・ロック』
バンドが急激に高みに上り詰めていく過程を捉えた一枚。
音もぐっとヘヴィーになりました。
タイトル曲のカッコ良さは他の追随を許さない!

・ROCKS(1976/4th/国内LP)

好き度★★★★★
作曲、演奏力がピークに達した最高傑作!
全てが名曲です!
誰も真似できないような個性あふれる「Back in the Saddle」、
ファンキーな「Last Child」、スピード感とエアロ流
カッコよさ満載の「Rats in the Cellar」、
ヘヴィーな「Nobody’s Fault」、
ラストを飾るに相応しいバラード「Home Tonight」等、
どれも大好きなんですが、中でもお気に入りなのが
「Sick as a Dog」。
間奏部を除きメジャーキーしか使っていないんですが
どこか寂しさ、哀愁が漂う曲で、
私、このテに弱いんですよ~

・DRAW THE LINE(1977/5th/国内LP)

好き度★★★☆☆
昔、このアルバムが前作『ROCKS』と並び称される
最高傑作だとよく雑誌等で紹介されていた気がしますが、
私にはそうは思えません。
明らかにテンションが落ちています。
もちろんいい曲も入っているし一定のクオリティは
保っていますが、前作ほどの勢いは感じません。
この頃、バンド内の対立が起こっていたとか・・・
次作の制作中、Joeが脱退、その後Bradも脱退し、
バンドは低迷期を迎えることになります。
とは言え、2人のギタリストを交代して作られたアルバムも
USチャートのかなり上位を記録しているので
そこそこ売れてたんですね。
しかしこの後、再びバンドはピークを、しかも
非常に長く継続して迎えてしまうのがまたスゴイ!

・DONE WITH THE MIRRORS(1985/8th/輸入CD)


好き度★★★☆☆
Joe、Bradの両ギタリストが復帰しての第一弾。
なんだか世間的にはあまり話題にも上らないアルバムですが、
私は結構好きです。
ちょっと地味なのかも知れませんね。
しかし「Let the Music Do the Talking」は見事なエアロ節。

・PERMANENT VACATION(1987/9th/国内CD)

 

好き度★★★★
ここからが長く続く第二のピークの始まり。
ビッグヒット・シングルを連発し、
それほどロックを聴かない客層にも広く知られる存在になった。
誰でも聴きやすいポップさと、ロックファンも納得させる
クオリティを両立させた快作。

・PUMP(1989/10th/輸入CD)

好き度★★★★
前作のコンセプトをより推し進めた、これまた快作。
「Love in an Elevator(エレヴェイター・ラヴ)」は
私の大のお気に入り!
また、収録曲のいくつかには、導入部的な
別の短い曲が付けられるという凝った造りになっています。
次作『GET A GRIP』も持ってると思ったら棚に無かった。
妻が持ってるのを勘違いしたかな?

・NINE LIVES(1997/12th/国内CD)

好き度★★★★
次作『JUST PUSH PLAY』以降は聴いてないんですが、
『PERMANENT~』からここまでは全て同じコンセプトで
作られていると言ってもいいでしょう。
広く一般に受け入れられつつも、ロック、アメリカン・ロック、
ハード・ロックであることをキープする。
ここまで来るともうそれもお手の物。
完璧なエアロスミス世界が構築されています。
曲では「Pink」が大好きです!
音質は非常にヘヴィー。

ライブ・アルバム
・LIVE! BOOTLEG(1978/国内LP)

好き度★★★☆☆
このブログで初めてライブ・アルバムについて
語る機会がやって来ました。
10~20代の頃、ライブ・アルバムを好んでよく買ってました。
大抵の場合、選曲がベストであり、しかも
別バージョンが聴けるからです。
なんかベスト・アルバムを買うのは嫌だったんですよね(^^;)
あるアーティストのアルバムを集める時は、
まず最高傑作と言われるものを最初に買い、気に入ったら
次はライブ・アルバム、それも気に入ったら
ライブに入っている曲が入っているスタジオ・アルバム
という順番に買っていました。

で、このアルバムの感想は、まあまあ、かな・・・
どちらかと言えばスタジオヴァージョンの方が好き、
っていう曲が多いです。

・A LITTLE SOUTH OF SANITY(1998/国内CD)

好き度★★★★
これは友人から譲り受けたもの。
ライブ・アルバムとしてはこちらの方が出来がいいのかな。
20年前の『LIVE! BOOTLEG』とは随分音質も違います。

ところでAEROSMITHは3度、ライブも見ています。
1990年のPUMP Tour、
1994年のGET A GRIP tour、
2002年のJUST PUSH PLAY tourです。
どのライブも凄く良かったんですが、
2002年の時はJoe Perryコーナーみたいな時間があって、
joeのギターボーカルでブルースを演奏するんですが、
ここで観客が一斉にトイレ行ったり、
飲み物を買いに行ったりタバコを吸いに行ったりして、
みんなあからさまだなーと思った事を思い出しました。
かく言う私もトイレ行きましたけどね。
ゴメンナサイm(__)m!

今回は枚数多いから大変だった~
では、ありがとうございました。また次回!

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おざきゆうすけン家の棚no.5 AEROSMITH

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