明けましておめでとうございます!

新年一発目はAC/DCです。

AC/DC(エーシー・ディーシー) AUSTRALIA

AC/DCと私はかれこれ40年の長いお付き合いになります。
(個人的に、ではないですよ)
小学校5年生で出会ったビートルズ、
古くから家にあったイーグルスを
一通り聴き終えた頃、
私はよくFMラジオを聴いていました。
ある日、ラジカセから流れてきた
今まで聴いたこともない重厚なギターサウンドに
耳を奪われました。
とっさにラジカセにカセットテープを放り込み、
録音ボタンを押しました。
2曲ほど録れたでしょうか、その後のDJの案内で
それがAC/DCというバンドだと知りました。
新作アルバム
『FOR THOSE ABOUT TO ROCK(悪魔の招待状)』
を紹介していたのでした。
1981年というから私は小6の時です。

そのうちの1曲を凄く好きになった私は
早速自宅近くのレコード店に行き、
シングルレコードを買いました。
当時まだ小学生、英語もわからないので
耳で聴いて「こう言ってるんじゃないか」という
タイトルの物を買ってみましたが、
見当違いでした(笑)

で、とうとうアルバム
『FOR THOSE ABOUT TO ROCK』を買います。
それまでビートルズ、イーグルスにABBA、
あと叔父が好きだったサイモンとガーファンクル
くらいしかまともに聴いたことがない私に、
そのヘヴィーなサウンドとリズム、
ヒステリックにシャウトするヴォーカルは
とても衝撃的で、これを機会に一気に
ハード・ロックの世界へ引き込まれて行く事になります。
お目当ての曲も入ってたし、めでたしめでたしでした。

その後、わりとすぐにツェッペリンやパープル等を
知ってしまったため、AC/DCだけに
深くのめり込む事は無かったんですが、
大きなきっかけであった事は確かです。

ちなみに、AC/DCは『FOR THOSE ABOUT TO ROCK』
リリース後の1982年に来日し、
日本武道館でのライブを私は見ています。
私は1969年生まれの現在50才。
私の年齢でこの時のライブを見たっていう人は
かなり少ないんじゃないかなー?

初めての武道館、ほぼ初めてのロックのライブ。
たくさんの観客、ドでかい音に圧倒されました。
が・・・一方で、2階席にはやや空席が目立ちました。
そのせいで次の来日まで19年も空いたのか?
あれから19年後の2001年、横浜アリーナで再会した
AC/DCは、ずいぶんおじさんになっていたのでした。

では所有アルバムリストです。
・HIGH VOLTAGE(1976/輸入LP)

好き度★★★☆☆
母国オーストラリアで出た1st、2ndアルバムからの
編集による国際デビュー盤。
この時のメンバーは、
vo.Bon Scott
g.Angus Young
g.Malcolm Young
b.Mark Evans
dr.Phil Rudd
AC/DCの最大の魅力は、何と言っても
極上のギターサウンドだと思います。
Angusのいかにもギブソン×マーシャルという
音ももちろんいいし、
リズムギター専門・Malcolmの
ハード・ロックではあまり使われないグレッチの、
歪んでいるのにまるでクリーンサウンドのような、
弦一本一本の響きまで感じ取れるような
独特のサウンドキャラクターは一貫してぶれる事がない。
 
しかし、『FOR THOSE ABOUT TO ROCK』が原体験の
私からすると、後追いで聴いた初期のサウンドは
ちょっと違うように聴こえました。
まあこれはプロデュースやミキシングの差であり、
2人のギタリストのアンプから鳴る音は
そんなに変わっていないだろうと推測するんですが、
『FOR THOSE ~』の’80年代の重低音を効かせた
ヘヴィーでゴージャスなサウンドに対し、
’70年代のアルバムはやや中高域が強く、
耳に突き刺さるような印象を受けました。
これはギターだけでなくバンドサウンド全体に言えます。
 
加えて、『FOR THOSE ~』は死去したBon Scottに
替わってBrian Johnsonが
ヴォーカリストの座について2作目であり、
Brianの完成されたシャウトを聴きなれた身からすると、
ワイルドで粗野な印象も受けるBonのヴォーカルも
今ひとつ馴染めませんでした。
全体に漂うB級感も・・・

世間的な評価も、デビュー時から現在まで
ほとんど音が変わっていない、というものが
大勢を占めると思うんですが、それでも時代や
メンバーによって変わるっちゃあ変わるものですね。
でも「Live Wire」は名曲!

・LET THERE BE ROCK(1977/4th/輸入CD)

好き度★★★☆☆
邦題『ロック魂』。

・HIGHWAY TO HELL(1979/6th/国内LP)
【画像なし】
好き度★★★★
邦題『地獄のハイウェイ』
bがCliff Williamsに替わってから2作目。
この頃になるとだいぶ貫禄が出てきたのか、
ややゴージャスな音像になってきている。
私が『FOR THOSE ~』『BACK IN BLACK』に
続いて聴いたのがこのアルバムで、
この時は割とすんなり入っていけました。
この後Bonが亡くなってしまう。

・BACK IN BLACK(1980/7th/国内LP)

好き度★★★★★
Brian Johnsonがヴォーカルになって最初のアルバム。
世界中で大ヒットを記録したとあって名曲揃い。
表題曲の力強くもキャッチーなリフは絶品!


・FOR THOSE ABOUT TO ROCK(1981/8th/国内LP)

好き度★★★★★
邦題『悪魔の招待状』
私のAC/DC原体験アルバム。
やはり初めて触れた衝撃は色濃く残っていて、
いまだに思い入れが一番強いです。
前述したようにこの頃の音はは重低音を効かせた
ヘヴィー・メタリック仕様になっていますが、
これは当時世界を席巻していたニュー・ウェイヴ・
オブ・ブリティッシュ・ヘヴィー・メタルと
無関係ではないでしょう。
AC/DCもこの一大ムーブメントの
恩恵を受けたのかも知れません。
これ以降徐々にメタル色は後退し、
再びロックンロール色が強くなっていきます。


・FLY ON THE WALL(1985/10th/輸入LP)

好き度★★★★
入手したのが割と最近で、
あまり聴き込んで無かったんですが、
これもいいわ~
dr.は長年在籍したPhil Ruddに代わり、
Simon Wrightが加入。


・BLOW UP YOUR VIDEO(1988/11th/輸入LP)

好き度★★★☆☆
その後に続けてこれを聴きました。
前作に比べてややトーンダウンした印象。
あとギターが引っ込んで聴こえる。


・THE RAZORS EDGE(1990/12th/国内CD)

好き度★★★★
前作のやや勢いに欠ける印象を吹っ飛ばす快作。
「Thunderstruck」は傑作!
dr.はChris Sladeに交代。


・ROCK OR BUST(2014/16th/国内CD)

好き度★★★★
兄Malcolmが病気のため脱退、後任にYoung兄弟の甥、
Stevie Youngが加入。
AC/DCここにありという存在感十分の力作。
マーシャル・アンプにギブソンSGと
グレッチ・デュオジェットが寄り添うように
立て掛けられた写真は、Malcolmが亡くなり
涙を誘う写真となってしまった・・・

所有アルバムは以上です。
30代なかばの頃、地元の友人と組んだコピーバンドで
AC/DCをかなりやりました。
私はMalcolm役をやりたかったんですが、
もう一人のギタリストがギターソロを
弾きたがらなかったんでAngus役に回りましたが
楽しかったですね~

AC/DCは今も解散はしていないですが、
最新アルバムからもう5年が経ちました。
また相変わらずのズ太いサウンドを聴かせてくれるのか?
楽しみに待ちたいと思います。

では、ありがとうございました!

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