no.216
RATT(ラット)U.S.A.
まいどです!
今回はラットです。
RATT…1984年にメジャーデビューしたアメリカのバンド。
ニューウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタルに
端を発するメタル・ブームはアメリカでも
西海岸ロサンゼルスを中心にL.A.メタルとして
一大勢力を築かせた。
中でもラットはモトリー・クルーと共に
2大巨頭のような存在だった。
彼らの1st~2ndっていうと、私が中学~高校にかけて。
この頃までは’70年代のロックと平行して
リアルタイムの音楽も一応聴いてたんですね~
ちょうどMTVやベストヒットUSAといった
音楽番組でもメタル系のPVがよく流れていた時代。
メタルが一般層にも浸透した時期でもあり、
クラスメートにもメタル好きっていう人、
結構たくさんいたなあ。
私は、熱心に聴いていたのはジューダス・プリーストと
アイアン・メイデンくらいなもので
大してメタルに詳しくは無いのですが…
L.A.メタル全般に対するイメージとして、
イギリスのメタルのような暗くシリアスな雰囲気が無く、
明るくポップで親しみやすい曲調がある。
このラットもそうなのだが、
かと言って能天気な明るさでもない。
なんか不思議な感じだ。
デビュー時のメンバーは
・Stephen Pearcy(スティーヴン・パーシー)vo
・Warren DeMartini(ウォーレン・デ・マルティーニ)g,vo
・Robin Crosby(ロビン・クロスビー)g,vo
・Juan Croucier(フアン・クルーシエ)b,vo
・Bobby Blotzer(ボビー・ブロッツァー)ds
の5人。
私はその後’60~’70年代のほうへのめり込み、
リアルタイムの音楽はほとんど聴かなくなってしまった。
ラットのアルバムも、メタル的な音を
私が求めなくなっていった事もあり
恐らく30年以上聴いてなかったが、
順番が回ってきたので聴きました!
ではその感想をば…
・Out Of The Cellar(1984/1st/国内LP)
好き度★★★★★
邦題は『情欲の炎』。
いやー、久々に聴いたけど、イイわ、これ。
もちろん当時は好きでよく聴いたから
久々でも曲は全部覚えていた。
しかし50代も後半になって聴いても
こんなにイイと思えるアルバムだったのね。
まず、曲がいい。先に述べたように
とても明るく親しみやすいが明るすぎない。
パワフルで元気だが適度に憂いをおびた、
通称”Ratt ‘n’ Rollと言われたその個性が全開だ。
その、明るすぎないと感じる要因として、
一つはダウン・チューニングによるヘヴィなサウンド、
もう一つが緻密なアレンジではないだろうか。
今回聴き直してみて思ったのだけど、
実によく考えられ、練られている。
ギター2本のコンビネーションしかり、
凝ったコーラス・ワークしかり。
そのコーラスをまとったパーシーのヴォーカル
(当時から上手いのか下手なのかよくわからないと
言われていたが)も特徴的で
バンドのカラーになっている。
派手なプレイで耳を奪うタイプのバンドでは無いが、
リズム隊もドラムのパターンを一風変わったものにする
などして工夫されている。
全てがキラー・チューンという訳では無いが、
ほぼ3~4分という短い時間の中で
しっかり印象に残るものを作り上げている。
A-③「Round And Round」という
シングルヒットも生まれたが全曲粒ぞろい!
A-①「Wanted Man」、B-⑤「Scene Of The Crime」は
それぞれオープニングとエンディングを
飾るにふさわしい風格を備えているし、
その間ポップあり、スピードあり、
アコースティックギターを使った
B-②「Back For More」など緩急も効いている。
自分でもここまでベタ褒めするとは思っていなかった。
まあ、今の自分の嗜好からして今後も
よく聴くかと言われれば多分聴かないと思うけど(笑)
でも10代の頃よく聴いたのはただの若気の至り
ではなかったんだと思わせてくれた1枚でした!
・Invasion Of Your Privacy(1985/2nd/国内LP)
好き度★★★★☆
基本的な路線に大きな変化は見られないが、
ややヘヴィさが増したか。
全体的に曲は前作の方が好きだが、
本作には何と言っても名曲A-③「Lay It Down」
が入っている。
見事なイントロのギター・リフで
一気に引き込まれる。
歌のバックでのギター2本の振り分け方も素晴らしく
聴いてて惚れ惚れする。
キャッチーなサビとコーラスも”らしい”し、
リズム隊の刻み方も面白い。
何十年かぶりにPVと共に聴いたが
懐かしさを感じると同時に
今でも色あせない輝きを放っていて
改めてイイ曲だなあと思いました!
バンドはその後’90年までに通算5枚の
アルバムを発表するが、
1stと2ndが記録した全米7位を
超えることは出来なかった。
それ以降は分裂や再結成を繰り返し、
ギタリストでメイン・ソングライターでもあった
クロスビーの死去、裁判闘争なども経て
現在も何らかの形で存続しているようだ。
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!
ABC友の会公式HP
https://abc-tomonokai.com/
ABC友の会公式Twitter
https://twitter.com/abc_tomonokai
