no.211
QUELLA VECCHIA LOCANDA
(クエラ・ヴェッキア・ロカンダ)ITALIA
どもーこんにちは!
夏真っ盛りですなぁ。
夏の甲子園、
全国高校野球選手権大会も始まりました。
コレでまた私の筆が遅くなるの確定ですね(笑)
さて今回はイタリアのプログレッシブ・ロック・バンド、
クエラ・ヴェッキア・ロカンダです!
ヴァイオリンやフルートをフィーチャーした
クラシカルなサウンドで人気を博し、
特に2ndアルバム『Il Tempo Della Gioia(歓喜の時)』
は内容の良さと希少価値から幻の名作とされ、
CD等の再発で入手が容易となった今でも
オリジナルLPは非常な高値で取引されているそうな。
結成は1970年頃、’72年にデビュー。
メンバーは
・Giorgio Giorgi(ジョルジオ・ジョルジ)vo,flute
・Raimondo Maria Cocco(レイモンド・マリア・コッコ)g
・Massimo Roselli(マッシモ・ロゼッリ)key,vo
・Romualdo Coletta(ロムアルド・コレッタ)b
・Patrick Traina(パトリック・トライナ)ds
・Don V. Lax(ドン・V・ラックス)violin
の6人。
’74年の2ndアルバム発表時には
ベースとヴァイオリン奏者が変わっている。
グループの活動はそこまでで終了、
後に発掘音源のライブ盤のリリース等があった模様。
1st、2ndとも現在ではCDが発売されており
普通に購入出来ます。
では私は1st、2nd両方持っておりますので
紹介していきましょう!
・Quella Vecchia Locanda(1972/1st/国内CD)
好き度★★★★☆
バンド名をタイトルとした1st。
一口にヴァイオリンやフルートをフィーチャーした
クラシカルなサウンド、と言っても
この1stと次の2ndを聴くと、
かなり印象が異なるですよ。
本作ではたしかにヴァイオリンやフルートが
クラシカルなフレーズを奏でまくっているが、
このバンドにおける音楽の基本的なものは
ブルースベースのハード・ロックなのではないか。
そうっすね、ジェスロ・タルあたりを
思い浮かべてもらえればなんとなく
ニュアンスを分かっていただけるかも。
そもそも2ndの評判が高く、
そのレビューが頭に入っていた私は
“あれ、思ってたのと違うな?”と当初は戸惑ったが
個人的には1stの方がロックっぽくて好き。
なんでも本作は全曲をキーボードの
マッシモ・ロゼッリが作曲、
次作は全曲をギターのレイモンド・マリア・コッコ
が作曲したらしく、その作風の違いが
かなり表に出たかたちとなった。
高評価の2ndの影に隠れがちだが、
こちらもかなりの名盤だと思います!
・Il Tempo Della Gioia(1974/2nd/国内CD)
好き度★★★★☆
邦題は『歓喜の時』。
まさに叙情的という言葉がぴったりなのはこちら。
ただ、クラシカルというのはどうなのかな?
個人的にはあんまりそういう感じは
しない気がするんですけど…?
むしろジャズ・フュージョン寄りな香りもする。
意外にハード・ロックだった前作とは一転、
アコースティック楽器の割合が増え、
非常に繊細な演奏が繰り広げられる。
特にキーボードは、前作で活躍した
ムーグ・シンセやメロトロンはあまり登場せず、
生ピアノがほとんど。
ストリングスや合唱隊を導入、
全体的な音質も向上したがどこか素朴な味わいがある。
ジャジーなインスト・パートでの演奏力もかなりの力量!
これほどの力がありながら解散後のメンバーは
ほぼ音楽業界で活躍していないというから
もったいない話ではある。
まあ、個人的には1stが好みではあるが
本作も相当なクオリティで、
高評価なのも頷ける。
ではでは、
お付き合いいただきありがとうございました!
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