こんばんは!
約1ヵ月ぶり、久々の更新です。
この間、8/15に国立・地球屋でのライブもありました。
次回はまだ未定ですが、決まり次第当HPで告知しますので
よろしくお願いします!

さて今回紹介するのはこちら。

マーシャルJCM800

前回、JCM2000を紹介した時にも書いた通り、
ABCに参加するずっと以前から使用していたアンプです。
購入は1990年頃。ということは、
リイシューではなく、当時のモノ!
当時、すでにこれに替わる新モデル、JCM900が
出ていたと思いますが、まだまだ出たばかりで
練習スタジオ等で見かける事は無かったですね。

スタジオでこのアンプに出会いほれ込んでしまい、購入しました。
まだ20才そこそこの私には結構な買い物でしたが、
知り合いを通じ格安で手に入れる事が出来ました。
しかも、スピーカーキャビネット2つとセットの、
通称「3段積み」!見た目はこんな感じです。

しかしこの状態で使った事は1度しかありません。
買ったばかりの頃、当時やっていたバンドのライブで
使ってみましたが、うるさすぎるのと、
運ぶのが大変なので2度とやってません。
ライブハウスくらいの規模では必要ないでしょう。
普段はスピーカー1個で使用しています。

ちなみに、今使っているJCM2000でも、スピーカーは
この時買ったものを使っています。

さてこのJCM800。
1980年頃、世に登場したらしいですね。
発売当初はかなりなハイゲイン・アンプだったんでしょうが、
その後の900、2000シリーズの登場、
また他社もハイゲイン・アンプを多数発売し、
今となってはむしろ「歪まないアンプ」的な
位置づけになってしまいました。

このアンプ購入当時、私はハードロックバンドにいて、
当然のごとくギターサウンドの基本はオーバードライブでした。
JCM800はMASTERとPRE AMPの2ボリュームで
歪みと音量をコントロール出来ますが、
最も歪む設定にしても、普段のスタジオや
ライブ環境で出せる音量ではそんなに歪みません。
まあ私はメタルみたいに激しく歪ませることは
あまりなかったのでそのくらいで良かったんですが、
もう少し欲しい時はエフェクターで歪みを足してました。

ABCに入ってからも、しばらくはJCM800を使っていましたが、
オリジナル曲のギターパートを作っていく過程で、
サウンドの基本はオーバードライブではなくクリーンになる、
そしてクリーン/オーバードライブを切り替えられる
アンプが必要になる・・・と考えて、
JCM2000購入に至ったわけです。

さて前回、800も900も2000もマーシャルの音がする、
どれじゃなきゃダメ、というほどの差は無い、と書きましたが、
違いはちゃんとあります。
私的にはどれも許容範囲で対応できるという意味です。

実は、今でも一番音がいいのはこのJCM800だ!と思ってます。
マーシャルといえばアンプで歪ませたオーバードライブ・サウンドが
代名詞のようになっていますが、実はクリーン・サウンドの
美しさも特筆モノです。特にこの800は、1~6弦まで
全部鳴らしても、弦1本1本の鳴りが個別に聞きとれるような
ハッキリとした輪郭と、パワフルな直進性を持っています。
そして歪ませた場合でもその印象がほとんど失われません。
これは他モデルには無く、900や2000では歪ませると
音の塊のような印象を受けます。
まあこの辺は使う人の好みもあるでしょうが、
音の存在感という意味では800の右に出る者はいない、
というのが私の見解です。

でもABCでの生演奏においては、
操作性を重視して2000を使用している、というのが
現在の私のアンプ事情です。
何もガマンしているワケではなく、2000には2000の
良さがありますから。

ではでは、また!

ギター尾崎の使用機材⑬

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